社会そのほか速
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お隣石川県の波に押され気味で、金沢と混同されることもしょちゅう。北陸新幹線が通っているのに、全体的に地味な印象の否めない富山県であるが、実はさまざまな「日本一」を持つ県であることをご存知だろうか。
(1)持ち家率が日本一高い
持ち家率は78.3%(平成22年データ)と全国一高く、更に一軒あたりの延べ床面積、居住室数においてもトップを誇る。富山県では「自分の家を持ってこそ一人前」という考え方が根強く、そんな風潮は「越中のひとつ残し」(生涯において土地や家を残すべきだという考え)と例えられるほどだ。
親子数世代に渡って暮らす家も多く、また貯蓄率の高さから親が子に家や土地をプレゼントすることも少なくない。都会の住宅事情を考えると、なんとも羨ましい話だ。
(2)生活保護受給率が日本一少ない
2014年10月には受給世帯が6ヶ月連続で過去最高を更新、不正受給問題が報道で取り沙汰されるなど、深刻な社会問題化している「生活保護」。
だが、富山県においては100世帯あたり0.03%と、生活保護受給率が日本一少ない。背景には、恵まれた就業環境や共働き率の高さに加え、多世帯が多いこと、困窮した状況を「恥ずかしい」と捉える真面目な性格など、富山県ならではの土地柄や県民性が関係していると見られる。
(3)可処分所得が日本一多い
可処分所得は、所得から税金や社会保険料などを控除した、いわゆる手取り収入のこと。富山県は可処分所得が522,833円(平成25年度調べ)と日本一で、実はお金持ちが多いのだ。
富山県は古くから豊富な水資源を生かした産業が盛んであり、日本海側最大の工業地帯でもある。働き口の多さに加え、勤勉な性格も相俟って若者からお年寄りまでよく働く。また、夫婦の共働き率も高く、これらの背景が所得の高さに結びついていると考えられる。
上記に挙げた「日本一」から勤勉・堅実な県民性を読み取ることができるが、その他にも富山県には意外な「日本一」が存在する。
(4)昆布消費率&購入額が日本一高い
昆布のふるさとといえば、「利尻昆布」「日高昆布」に代表されるように、北海道だが、消費率そして購入額の日本一はというと、意外にも富山県なのだ。
魚介類を運ぶ「北前船」が中継地点として寄港した富山県の港。ここに大量の昆布が運び込まれたことにより、大量の昆布を消費をすべく、さまざまな料理に浸透していった。郷土料理の「昆布絞め」をはじめ、富山県では昆布を使った料理が多く、おにぎりは海苔のかわりにとろろ昆布をまぶすのがメジャーだ。…