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タレントのマツコ・デラックスが、11日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『マツコ&有吉の怒り新党』(毎週水曜23:15~24:14)で、自身のアイドル論を語った。
ハロプロや80年代歌手などのアイドルファンとしても知られるマツコ。視聴者から寄せられた「なぜ、”個人のアイドル”がいなくなってしまったのか」という疑問に対し、「今はアイドルを作ろうと思って作っている」と指摘し、「(昔は)若い子が歌手デビューして大人になっていく過程をみんなが『キャー』となって、それをアイドルとして楽しんでいた」と比較した。
さらに、「今の子は偶像化したアイドルを目指してアイドル候補生に名乗りを上げる。日本一の歌手になりたいとかではなくて」「『私、絶対に歌手になって一旗揚げてやるんだ!』『恩返しするために家を建て直してやる!』というわけではないじゃない? それの差だと思うんだよね」と目標とするものの違いを説明しつつ、「自分でデモテープとか送ってやっていけば、そういう子も出てくるんじゃないの?」と期待も寄せた。
同じくレギュラーを務める有吉弘行もこれに納得しながら、「グループから卒業するとちょっとパワーダウンしちゃうみたいなのが続いている」とした上で、「いつかあるのかな? グループから脱退して本当のスーパースターになるような子」と質問。マツコは、「ミ・アモーレ」を19歳、「DESIRE-情熱-」を20歳でリリースした中森明菜を例に、「19歳や20歳になってもセーラー服もどきの衣装を着てる子たちが25歳でグループ脱退しても(その2曲の年齢からは)5年経っているわけよ」と語り、「明菜ちゃんの”若いんだけど大人””ものすごい説得力”(の魅力)を25歳で出がらしになった女が今から頑張ってできるのかといわれても、もう無理じゃん?」と問いかけた。
さらに、「あのシステムの中からは聖子、明菜、キョンキョンクラスなんて出てこないと思う」と卒業後にソロとして本格的に活動する現在の流れに触れ、松浦亜弥の成功例を挙げつつ、「ピンでやる子は15歳、16歳の頃からピンでやってないと無理な気がする」と語った。