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2015年3月12日、シンガポール華字紙・海峡時報は、「質素倹約」を奨励する習近平(シー・ジンピン)国家主席の下、今年の「両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)」は徹底した倹約を行っていると報じた。13日付で中国・参考消息(電子版)が伝えた。
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両会の会場では、これまで見られていた盆栽や横断幕、レッドカーペットが姿を消した。各省の代表委員が宿泊するホテルの部屋からは使い捨て歯ブラシなどのアメニティーグッズが消え、花や果物も見られない。人民大会堂など一部の会場では、代表委員に提供されていたペットボトルのミネラルウォーターが紙コップのお茶に替わっていた。
習近平氏が政権を掌握した12年以降、1年に1度開催される両会は質素な行事に変身した。四川省の人民代表・劉革新(リウ・ゴーシン)氏は「両会に関係のないイベントの参加は厳しく禁じられている。宴会や各種接待などは一切ない」と話す。代表委員が利用するホテルや車も相応なものが求められ、政府が提供する食事は質素なビュッフェ形式となり、筆記用具も万年筆から鉛筆に替わった。代表委員同士のプレゼント交換も禁止されている。
過去に代表委員たちが享受していた「特別待遇」は完全に姿を消した両会だが、政治腐敗撲滅に力を入れている習近平氏の指示であるだけに「自分たちの行動には常に注意し、倹約に努めなければならない」と、黒竜江省の関彦斌(グアン・イエンビン)人民、代表委員は話している。(翻訳・編集/本郷)