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2015年3月15日、韓国・聯合ニュースによると、中国が設立を提唱しているアジアインフラ投資銀行(AIIB)の参加について、韓国政府は月末までに態度を決める方針だ。16日付で環球時報が伝えた。
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韓国政府の関係者は同行参加について月末までに意思を決定する意向を示しており、中国側も月末をめどとした決定を求めているという。韓国政府は初期メンバーとなることでAIIBにおける地位や影響力を強めたい考えだが、米国が英国のAIIB参加に不満を示したことを考慮し、この問題について慎重な態度を取っている。周辺国の動向を参考にしつつ、最終的な結論を下す考えだ。
アジア諸国の中で韓国はインフラ分野において豊富な技術や経験を持っているといわれており、中国はこれまで重ねて韓国の参加を呼びかけてきた。韓国企業にとってもアジア市場への進出に有利とみられているが、韓民族新聞は15日付の記事で「AIIBは『国際機構の設立』という意味合いを超え、中国と米国の戦いの場になった」と指摘。韓国政府はAIIBに参加するメリットを認識しているとしても、米国の顔色をうかがっていると述べた。一方、韓国日報は「米国の意見を重視する必要はある」としつつも、韓国政府がAIIBの初期メンバーになった場合はインドなどと並んで、中国に次ぐ影響力を持てるだろうとの予測を掲載した。(翻訳・編集/野谷)