社会そのほか速
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この世の中は危険に満ち溢れている。暴力、自然災害、事故、さまざまな危険の映像がメディアにあふれ、多くの人の心に恐怖を植えつけている。こうした脅威は確かに心しておくべきものだ。だが本当に怖いものはもっと身近にある。
統計上では日常生活の中にある、ごくありふれたことが原因で簡単に命を落とすことのほうが多いのだ。日本だと、食べ物をのどに詰まらせたりといったところだろうか。ここでは、アメリカの統計データをもとに、”人々が恐れているもの” と、” それよりも危険度が高い意外なもの ” を比較する形で10つほどみていくことにしよう。
■ 10.ジェットコースターでの事故死よりもベッドから転落死する確率の方が110倍以上高い。
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ジェットコースターが大好きな人もいれば、怖くてイヤだというる人もいる。高速で高いところから一気に落ちる快感は、遊園地ファンにとって比較的安全に楽しめるスリルなのだ。しかし、事故は起こるものだ。アメリカでは毎年ジェットコースターの事故で平均4人が亡くなっている。
ジェットコースーターに乗ったことによって、持病などが悪化して死ぬケースが半分で、これはなんらかの疾患をもつ人は乗らないよう注意喚起することで防ぐことができる。4分の1は、メンテなどの仕事中の事故。残りの4分の1は、ジェットコースターから放り出されて落下したらとどうしようと心配しすぎたことによる心身症的トラウマ死だ。
だが、ジェットコースターに乗っても死ぬよりも、ベッドから落ちて死ぬ確率のほうがずっと高いのだ。アメリカでは毎年、450人がベッドから落ちて死ぬという。皮肉なことに落下防止のための手すりがさらに状況を悪くしているらしい。病院で頑固な患者が手すりを乗り越えようとして落ちるケースが多いという。
■ 9. クマより牛に殺される可能性のほうが11倍高い。
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1960年代以降、北米でアメリカクロクマが人間を襲う件数は増加している。この110年以上の間に、特にアラスカやカナダでは63人がアメリカクロクマに殺された。年間にしたら、数字的にはひとりにも満たないが、この災難の86%が1960年以降に起こっている。現在では年平均2人近い。
おもな原因として、人間がクマの生息地に進出していることがあげられる。単独行動のオスが新たな食糧源として人間に味をしめたことがこの惨劇が起こっている。不思議なことに、人間に親しむようになった子グマを守っている母グマは、ほとんど危険ではない。…