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米国映画協会(MPAA)は、表向きは “映画ビジネスを促進し、映画芸術の楽しみを世界中に広げていく”組織である。その任務の中には、人に不快感をもたらしたり、イメージの悪い映画ポスターを検閲・禁止する仕事もある。
どんなポスターが検閲にひっかかるのかというと、性行為を暗示させるものや、残虐性の高いもの、宗教的な風刺などである。国によってはOKでも、ある国ではNGというものも多いようだ。ここではそんな、使用禁止となった10のポスターを見ていこう。
■ 10.『ティース』 ミッチェル・リヒテンシュタイン
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イタリアで禁止された理由ははっきりしている。監督のミッチェル・リヒテンシュタインは、このホラー・コメディ映画のポスターにレントゲン写真を使ったが、女性の一部に歯があるのが性的な要素があるとして禁止になったのだ。
■ 9.『シン・シティ2 復讐の女神』 ロバート・ロドリゲス
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中央に透け透けのローブを着た美しいエヴァ・グリーンがやけに目立つ。その横には「わたしはとりわけ性悪だった」。 というキャプション。色っぽいポーズで、手には煙たなびく銃。米MPAAは速攻禁止令を出した。それに対してエヴァは、「実際に裸になったわけでもないのにポスターが禁止されるのはおかしい」。とコメントした。
■ 8. 『ゼロの未来』 テリー・ギリアム
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2014年のこの映画のポスターで、監督のテリー・ギリアムは、このSFコメディを制作し始めたとき、このポスターはユーモアにあふれていて、反発を受けるような否定的な要素はないと思っていた。しかし、そこに待ったをかけたのがMPAA。しかし、さすがのMPAAもこの映画の勢いを止めることはできなかった。ポスターはソーシャルメディアで何万回もシェアされ、MPAAの意図に反して広く知られるようになった。偉大なクリストフ・ヴァルツにたてつこうなんて、よくもできるものだ。
■ 7. 『ソウ2』 ダレン・リン・バウズマン
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1作目がグロだったため、2作目も汚れた血まみれの切断された指がメインになっても誰も驚かないはずだ。だがこの指は、じっくり見ると、遺体から切り取られたものであることがわかり、目をそむけたくなるものなのだ。雪面や土から突き出ているわけではなく、確かに切り取られて地面に立たせたものなのだ。このポスターが禁止されたのはアメリカだけで、『ソウ2』はまずまずの興業収入を生み出した。…