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高浩美の アニメ×ステージ&ミュージカル談義
[取材・構成: 高浩美]
■ 『劇場版 ハマトラ』の制作、SDアニメシリーズの制作が決定
舞台も第2作目、『ハマトラ』が盛り上がっている。
さる3月8日、舞浜アンフィシアターにて、『Re: ハマトラ Fes.2015 Spring』と題した、テレビアニメ『Re: ハマトラ』スペシャルイベントが開催された。ふたつのテレビシリーズや舞台、ゲームなどで多彩な展開をする『ハマトラ』、実はこのイベントでの発表されたことがいくつかある。
一つ目は3月8日のイベント『Re: ハマトラFes. 2015 Spring』がDVDとして発売が決定。二つ目が、『劇場版 ハマトラ』の制作、そして三つ目に、SDアニメシリーズの制作が決定した。詳細は公式サイトおよびTwitterにて、随時公開していくそうである。
そして、今回の舞台は2作目。サブタイトルは”DOUBLE MISSION”、異なる二つの物語が最後には一つにまとまるという展開、前回公演もそうだが、今回もオリジナルストーリーである。
『ハマトラ』の面白さはキャラの立った登場人物が魅力的というのは言うまでもない。ナイスは型破りだが、自分の信念を持って行動する。ムラサキはなんだかんだぼやきながらも自由なナイスとの友情を大事にする。バースデイは飄々と一見つかみどころがないが、自分の信じる道を持っている。そこに医者のレシオ、アート、ガスケといった人物が絡む。モラルは後発ミニマムホルダーの研究をする謎の人物でサイコパスだが、彼なりの信念がある。そのためのはどんなことをしても、という強い意志が感じられる。そして”ミニマム”この超常的な能力をめぐって様々な事件が起こるのである。
アニメ版は、かなりドラマチックな展開で、どんでん返しも用意されている。モラルは”誰もがミニマムを持つ平等な世界”と語るが、本当の目的は別のようである。そして”禁断のミニマムホルダー”と呼ばれる”零式のミニマムホルダーの頭部を警察から奪っている。アニメでは零式ミニマムを移植した状態で船上でナイスと対峙している。もちろん、バトル、戦いの場面は見所に違いないが、それぞれの想いや葛藤も見逃せない。
■ 前回よりアクションシーンも増え、難易度もアップ
アニメよりハートフルな空気感で作品世界を舞台に
冒頭はモラルの独白で始まる。彼の”正義”、それは不平等な世界を変えることである。…