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MF細貝萌とFW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンのチュニジア代表MFアニス・ベン・ハティラが、14日に行われたDF内田篤人所属のシャルケ戦で先制ゴールを決めた際に、スパイダーマンのマスクを着用したことが話題になっている。16日付のイギリス紙『インディペンデント』など各紙が報じた。
今シーズン、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントのガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンが、ゴール時にスパイダーマンやバットマンのマスクを着用したことを受け、ブンデスリーガは3月から『試合中のマスク着用禁止』を発令していた。
しかし、ベン・ハティラはこの新ルールを無視してスパイダーマンのマスクを被り、自身のゴールを祝った。これは、5カ月前に出会ったがんと闘う8歳のヘルタ・ファン、ヤニク君に向けられたものだった。
ベン・ハティラはヤニク君と出会い、交友関係を築いた当時、「僕とヤニクはともに病気と闘うことを誓った。そんな時、1000個の欲を持つ健常者に対し、この子は病気を治したいと言う願いだけを抱えている事に気付かされたんだ」と、少年の力になりたいという心情を明かしている。
また、自身のインスタグラムではヤニク君に対し、「君は僕に病気を治すと約束し、僕は化学療法を受ける君のそばに居続けると誓った。僕は君に会いに行く。半年以内に(ヘルタの本拠地)オリンピア・シュタディオンのファンの前で君の回復を祝おう!」とコメントしていた。
そして14日、約6万人が詰めかけた同試合、ベン・ハティラはちょうど半年前に病院でヤニク君の横で着用したのと同じスパイダーマンのマスクを被ってゴールを祝い、試合後には快方へ向かうヤニク君とともにファンの前で回復を祝うという約束を果たした。