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夫から相続した遺産約4億8000万円を隠して脱税したとして、大阪国税局が大阪市西淀川区の金属加工会社の嶋袋君枝役員(73)を相続税法違反の疑いで大阪地検に告発していたことが17日、分かった。「マルサ」と呼ばれる国税局査察部が自宅を家宅捜索して、押し入れから3億円超の現金を発見した。国税局の調査に「夫が残してくれたものを少しでもためておきたいと思った」と話しているという。
関係者によると、嶋袋役員は、くず鉄卸売業を営んでいた夫が2012年2月に死亡後、自宅や会社の資産など約15億3000万円の遺産を息子2人と相続した。相続税の申告を息子らから委任された嶋袋役員は、現金と預金約4億8000万円を隠して申告し、約2億3000万円を脱税したとされる。自宅にあった3億円は隠し財産の一部で、残りは預金されていた。
重加算税を含む追徴税額は約3億1000万円に上る見込みで、既に修正申告済みだという。【向畑泰司】