
VAIOは2月16日、2in1仕様の13.3型モバイルノートPC「VAIO Z | BEAMS特別仕様モデル」を発表した。2015年3月に受注を開始する予定だ。価格は同日発表した通常のVAIO Zに6000円を追加した額となる。CPUなど購入時に選択できるスペックは、通常のVAIO Zと変わらない。
同社が国内の大手セレクトショップ「BEAMS」とコラボレーションした特別仕様の台数限定モデル(数は非公開)。販売はソニーストア(Webのみ)で行うが、BEAMSの4~5店舗でも展示する予定だ。
VAIO Zのブラックモデルをベースとしており、クリックパッドをBEAMSのイメージカラーであるオレンジに着色している。また、液晶ディスプレイのヒンジ右(樹脂パーツ部分)にBEAMSロゴをオレンジ色で刻印し、起動時にBEAMSロゴが表示される仕様だ。購入した本体はBEAMSの布製ショッパーに入った状態で届けられる。
それ以外の仕様は通常のVAIO Zと同様だ。
同社によると、ソニー時代のVAIOでは、他社のロゴがPC本体に入ったような製品は社内調整などの面で実現のハードルが高かったが、新会社はこうしたコラボモデルを企画しやすくなったという。
・同時発表された「VAIO Z」の詳細はこちら → 新生VAIOがハイエンドモバイルPCの“Z”を復活――「VAIO Z」
・同時発表された「VAIO Z Canvas」の詳細はこちら → VAIOの超高性能タブレットが“Z”シリーズとして正式発表――「VAIO Z Canvas」VAIOは2月16日、クリエイター向けの高性能な12.3型Windowsタブレット「VAIO Z Canvas」を発表した。2015年5月に発売する予定だ。実売価格(税別)は、Core i7、8Gバイトメモリ、256GバイトSSDの基本構成で20万円台後半からの見込み。
2014年10月に発売未定の試作機として公開された「VAIO Prototype Tablet PC」の製品版。今回の正式発表では、同時発表された2in1ハイエンドノートPCの「VAIO Z(型名:VJZ13A1)」とともに、同社フラッグシップモデルの「VAIO Z」シリーズに属する「VAIO Z Canvas」という製品名になること、発売時期と市場想定価格、主な仕様が明らかになった。
同社は、VAIO Z(VJZ13A1)は主にビジネスで高生産性を望むユーザー向け、このVAIO Z Canvasは場所を選ばずプロレベルの創作を行いたいクリエイター向けとしている。
・同時発表された「VAIO Z」の詳細はこちら → 新生VAIOがハイエンドモバイルPCの“Z”を復活――「VAIO Z」
・同時発表された「VAIO Z | BEAMS特別仕様モデル」の詳細はこちら → VAIOが定番セレクトショップとコラボ――「VAIO Z | BEAMS特別仕様モデル」
●Core i7 H+16Gバイトメモリ+1TバイトSSDの超高性能
試作機のVAIO Prototype Tablet PCではボディ全体がブラックのカラーだったが、製品版ではタブレット本体とワイヤレスキーボードの背面から側面をシルバーに変更し、ブラックとシルバーのツートーンカラーとなった。
VAIO Z(VJZ13A1)同様、独自の「高密度実装技術」と「熱冷却設計技術」を融合させたメインユニット「Z ENGINE」を採用。CPUはタブレット向けのものではなく、通常ハイパフォーマンスの大画面ノートPCに使われるTDP(熱設計電力) 47ワットのCore i7 Hプロセッサ(4コア/8スレッド)を採用する。GPUは上位グレードのCPU内蔵グラフィックスであるIris Proを用いる。
プロクリエイターのニーズを考慮し、メモリは最大16Gバイトまで、ストレージは最大1Tバイトまで選択可能だ。ストレージは従来のVAIOノートから高速化したPCIe接続の「第2世代High Speed SSD」を備えている。…