社会そのほか速
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2015年3月2日、日本に来て4年目の中国人妻・王(ワン)さんは、日本での引っ越し初体験は驚きの連続だったと語っている。
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引っ越しのため2社から見積もりを取ったが、価格に大きな違いがなかったため、フレッシュな「いわて純情米1キロ」をプレゼントしてくれた運送会社に依頼した。中国の象徴でもある「パンダ」を企業ロゴに採用している会社なので、きっと親中派の引っ越し屋に違いないと思ったことも影響した。
当日やってきた担当者はなんと、最初に名刺を差し出した。中国では、作業スタッフやドライバーが名刺を持っていることなど考えられないのでビックリした。1ルームしかない小さな部屋の荷物を確認し、段取りの説明を受け、5万円あまりを支払った。中国で先にお金を支払うと、様々なトラブル(作業をせずに帰ってしまう、荷物を盗まれるなど)に出くわすことになるが、日本では先払いが鉄則だという。少し不安になった。
スタッフは、エレベーターの手すり部分にまで気を配り、養生テープでしっかりガード。荷物はもちろんのこと、搬出搬入時の建物にも気を遣う。中国だとそんなところまで誰も気にしない。
大きいものは毛布のようなもので巻き、パソコンや家電製品は、段ボールを変形させて的確に収納していくなど、手際良く荷物をトラックに積み込んでいた。自分で40箱の段ボールに荷物を詰めたのと比べると、5倍は早い。こんなに働いて倒れないのだろうかと心配するほどだった。
積み込み作業は2時間ほどで終了。最後に積み残しがないか確認を求められ、事細かな説明を受けた。中国とは違う代金の前払いに最初は不安を感じていたが、彼らの仕事ぶりにその不安も消えた。パンダマークは信頼の証だ。(執筆/高橋大地)
■筆者プロフィール:
1961生まれ、54歳男性、東京都在住。何度もダイエットに失敗してボロボロ。精神的にもろく、弱気な性格。出版社勤務を経て、ASEAN関連情報サイトGlobal News Asiaの運営に携わる。2010年に中国西安出身の女性と知り合い結婚。中国人妻は来日4年目。妻は1972年生まれ43歳、昨年在留カードのステータスが永住になり、日本で小さなビジネスを成功させたいと、好奇心旺盛。