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2015年4月16日、環球時報によると、韓国メディアは中国人観光客の韓国旅行への満足度が大幅に下がっていることに危機感を募らせている。
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昨年、韓国を訪れた中国人観光客は600万人に上ったが、中国人の韓国旅行熱が冷めつつある。韓国文化観光研究院の調査によると、中国人の韓国旅行への満足度は16カ国中14位で、リピート率もわずかに25.7%だった。数は増えても、その満足度は大きく下降しているのが現状だ。
韓国の旅行業界では、中国人観光客獲得競争が過熱し、業界の収益性が悪化している。中国の旅行社に高い費用を払って連れてきてもらった観光客を、ショッピングやオプションツアーに半ば強制的に参加させることで、そこからリベートを得て埋め合わせをしている状況だという。しかし、こうした旅行では多くの中国人観光客を満足させることはできず、韓国のイメージは下がるだけだ。
一方で、中国人の人気を獲得しているのが日本だ。米国最大の旅行専門サイト・トラベルズー(Travelzoo)によると、中国人観光客が行きたいと思う国の1位は日本で、39.6%と高い支持率を獲得している。この理由について、同サイトは円安やビザ発給要件の緩和などの政策、免税店の設置などのほか、日本独特の文化を前面に押し出した観光が中国人観光客の心をつかんでいると指摘している。
中国人観光客が求めるのは「多様で豊富な観光体験」である。政府と旅行業界は、伝統文化体験など観光性の強い資源を開発し、ショッピングと合わせて総合的な効果を発揮させるべきだ。(翻訳・編集/北田)