（台北 20日 中央社）文化部影視及流行音楽産業局は19日、台北市内で台湾最大の音楽賞「ゴールデン・メロディー・アワード」（金曲奨）関連イベントの開幕式を行い、マイケル・ウォン（光良）やマジックパワー（MP魔幻力量）ら人気アーティスト計32人が、期待や抱負を語った。
　
　4月から各地の大学などで行われる関連イベントでは、この日出席したアーティストがコンサートや音楽講座を通して学生らに台湾の音楽の多様性や魅力をアピールするほか、ファッション関連学科の学生がアーティストの衣装を製作する取り組みも行われる。
　
　マイケルは各アーティストの公演内容に関して「それぞれユニークで、心をこめて準備に取り組んでいます」と語り、「素晴らしいステージになるだろう」と自信をのぞかせた。フェイルンハイ（飛輪海）のケルビン（辰亦儒）は「若い人たちと一緒に楽しめれば」と話した。
　
　金曲奨でのダンスミュージックに関する賞の創設の可能性について記者から質問が及ぶと、マジックパワーのボーカル、廷廷が「そのような賞があれば大きな励みになります」と実現に向けた願いを力強く訴える場面もあった。
　
　26回目を迎える今年の金曲奨は「若さ、活発、新世代」がテーマ。中華圏のポピュラー音楽の新たな時代の幕開けを意味しているという。関連イベントの一つである「ゴールデン・ミュージック・フェスティバル」（金曲国際音楽節）は6月24日から26日まで台北市内のホテルで、授賞セレモニーは同27日に台北アリーナで開催される。
　
　（名切千絵）