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【カイロ時事】チュニジアの首都チュニスで18日、武装集団が国会議事堂や国立バルドー博物館を襲撃し、内務省などによると、スペイン人、ドイツ人、イタリア人などの観光客ら19人が死亡した。その後、博物館に立てこもった武装集団との銃撃戦で、治安部隊の1人が命を落とした。
博物館には一時、多数の観光客が取り残され、一部が人質になったが、その後の治安部隊による救出作戦で全員が解放された。治安部隊は作戦の際、武装集団の少なくとも2人を殺害した。
バルドー博物館はモザイク画で世界的に有名で、チュニスの主要な観光地となっている。在チュニジア日本大使館は、日本人が事件に巻き込まれていないか確認を急いでいる。
事件発生時、数百人が国会と博物館が隣接する敷地内にいた。地元テレビの映像では、敷地に入った治安要員が銃を構える中、大勢の人々が走って外に脱出する場面が映し出された。
武装集団の正体は不明。チュニジアではこれまでに過激派組織「イスラム国」に共鳴する若者ら数千人が、同組織が活動するシリアなどに渡航した。