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【ニューヨーク共同】米ニューヨーク州最高裁は21日までに、大学が研究施設に保有するチンパンジーは「自主性と知能を兼ね備えた動物で、施設内の保有は違法な拘禁に当たる」と動物保護団体が解放を求めた訴えについて、違法拘禁に当たるかどうか審理を始める決定を出した。
米メディアなどによると、審理開始決定とともに人身保護令状が出され、最高裁の決定は人間と同じようにチンパンジーに一定の法的資格を与えたとも判断できる。原告の動物保護団体は世界でも初めてのケースではないかと歓迎し、同じような環境にあるイルカやクジラへの波及もあり得ると主張した。