社会そのほか速
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「日本のお母さんはこうして子どもに思いやりを教える」と題した「日本百合」さんの寄稿記事が5日付の中国メディア・家庭教育に掲載された。
「日本百合」さんが日本人学生の桃子さんから聞いた話。桃子さんの小学校入学式の日、帰宅するとお隣の赤ちゃんを抱いた若いママさんが手作りクッキーとかわいいヘアゴムをお祝いに持ってきてくれた。家に上がっていただいて一緒にクッキーを食べた時だった。「いただきます」と言って一口かじると、とてもしょっぱかった。ビックリして母親の方を見ると、一瞬表情を変えたがすぐに「とてもおいしい。この前お店で買ったクッキーよりおいしい」と笑顔で言った。
桃子さんも母親に倣って「すごくおいしい。ありがとうございます」と続けた。みんなでお隣さんに「本当にありがとうございます」と丁寧にお礼を言った。お隣さんが帰った後、桃子さんが母親に「あのクッキー、なんであんなにしょっぱかったの?」と言うと、母親は「赤ちゃんのお世話で忙しいのにわざわざ桃子のためにクッキーを作ってくれたの。慌てて作ったから塩と砂糖を間違えたのね。でもお祝いの気持ちに感謝しましょうね」と諭した。
桃子さんは「残ったクッキーはどうする?」と聞いた。すると、母親は「あといくつでもないから、2人で食べちゃいましょう」と答えた。桃子さんにとって、この時のクッキーの味は一生忘れられないものとなった。今でもお隣さんのご厚意に感謝しているという。
(編集翻訳 小豆沢紀子)