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【AFP=時事】イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」が11日にイラク西部ラマディ(Ramadi)で行った同時多発自爆攻撃で、自爆犯の1人がオーストラリア出身の18歳の少年だったとする動画がインターネット上に公開され、豪当局が確認を急いでいる。
「ブランド化」するIS、勧誘力が増大
トニー・アボット(Tony Abbott)首相は12日、「全く恐ろしいことだ」と述べ、ISが若者たちの勧誘に成功していることを改めて示しているとの見方を示した。
問題の動画は、ISがプロパガンダ目的で作成したとされるもので、白いワゴン車の画像に、運転席に乗り込んだ豪メルボルン(Melbourne)出身のジェイク・ビラーディ(Jake Bilardi)さん(18)とみられる少年の画像が別枠で挿入されている。
動画はラマディでの7件の連続自爆攻撃の前に撮影されたとされるが、事実かどうか確認はできていない。豪外務省はビラーディさんが自爆攻撃に関与したかどうかは確認できていないとしている。11日の攻撃では、少なくとも10人が死亡、30人が負傷した。
画像の若者についてはメルボルン市内にある2つのモスクの関係者と友人たちが、ビラーディさん本人だと証言している。ビラーディさんは母親ががんで死去した後にイスラム教に改宗したとされ、「アブ・アブドラ・アウストラリ(Abu Abdullah al-Australi、オーストラリアのアブ・アブドラ)」の別名でも知られている。【翻訳編集】 AFPBB News