社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
【カイロ秋山信一】英スカイニュースのアラビア語放送は10日、「ジハーディ(聖戦士)・ジョン」と呼ばれるイスラム過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘員がフリージャーナリストの後藤健二さん(47)を殺害するのを目撃したとするIS元メンバーのインタビューを放送した。殺害の時期や場所は明らかにされなかった。
英メディアは「ジハーディ・ジョン」はクウェートに生まれ、ロンドンで育ったモハメド・エンワジ容疑者だと報じている。
スカイニュースによると、証言したのはトルコに逃れたIS元メンバーの男性で、外国人の人質を管理する担当だった。男性は「後藤さんが殺害されるのを少し離れた場所から見た」と証言した。遺体は3〜4人のISメンバーが車に運び込んだという。
男性によると、「ジハーディ・ジョン」は外国人人質の殺害が担当で、IS内部でも恐れられている。後藤さんはISメンバーらから「アブ・サード」と呼ばれていた。
人質の様子を撮影する際には、トルコ人のメンバーがカメラの配置などを指示していたという。人質の殺害を思わせる演出をしながら、実際には人質を殺害しない撮影も繰り返し行われ、男性は「殺しはしない。ビデオを撮影するだけだ。問題はない」などと人質をなだめる役割を担っていた。スカイニュースは、ISが公開したビデオで人質が取り乱す場面がないのは「何度も偽の撮影を繰り返して、慣れさせたためだ」と指摘している。