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ドイツ自動車大手ダイムラーが公開したメルセデス・ベンツブランドのプラグインハイブリッド車(PHV)「C350」=3日、ジュネーブ
【フランクフルト時事】エコカーといえばクリーンディーゼル車が主流で、ハイブリッド車(HV)の普及がいまひとつ進まない欧州の自動車市場。しかし排出ガス規制の強化などを受け、近年は欧州メーカーの意識が変化し、HVが現実的な選択肢の一つへと変わる兆しも出てきている。
欧州連合(EU)は2021年から、新車の走行距離1キロ当たりの二酸化炭素(CO 2)排出量平均を、現行の130グラムから95グラムに引き下げる。世界的にみても厳しい水準で、ディーゼルよりCO 2排出が少ないHV開発の必要性は増している。
5日から一般公開が始まったジュネーブ国際自動車ショーでは、出展された約900車種のうち、新規制対応モデルがおよそ100に上った。HVに積極的な日本メーカーに加え、技術力が高いドイツ系を中心に欧州メーカーも多くのHVを展示した。特に独ダイムラーは、17年までに家庭用電源などで充電可能なプラグインハイブリッド車(PHV)を10車種投入する方針を示すなど積極的だ。
ダイムラーのウェーバー取締役(開発担当)は欧州でのHV不人気の理由を「HVはパワー不足とのイメージがあった」と説明。近くセダンとワゴンの2タイプを発売する「C350」のPHVモデルは、低燃費と走行性能を兼ね備えており、イメージを変えたいと話す。
米環境シンクタンクのICCTによると、13年に販売された欧州の新車のうち、HVは1.4%。日本の20%、米国の3%と比べて低いが、2年前からは倍以上になっている。