社会そのほか速
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中国が日中韓首脳会談の時期について、安倍晋三首相が今夏に発表予定の「戦後70年談話」の内容を見てから判断したいとの意向を日本側に伝えていたことが分かった。21日に予定される3カ国外相会談で日本側は早期開催を呼びかける方針だが、会談は夏以降に持ち越される可能性が出てきた。
中国側は11日にソウルで開かれた日中韓高級事務レベル協議(SOM)で、そうした意向を伝えた。関係者によると、外務省の杉山晋輔外務審議官が日中韓首脳会談の早期実施を働きかけたところ、中国外務省の劉振民(りゅう・しんみん)外務次官が「安倍談話」の内容を見てからにしたいと難色を示したという。
杉山氏と韓国外務省の李京秀(イ・ギョンス)外務次官補が「それではいつまでたってもできない。理屈が立たない」と説得したが、劉氏は返答しなかったという。
一方、21日に予定される外相会談については、3カ国とも前向きな姿勢を示しており、岸田文雄外相らが韓国の朴槿恵大統領を表敬する可能性もあるという。【高橋恵子】
中国湖南省長沙市の建設会社「遠大可建公司」が1日当たり3階ずつ完成させるという驚くべき手法で57階建て高層ビルをわずか19日間で建ててしまい、ネットユーザーを驚かせている。16日付で香港メディア・東網が伝えた。
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高層ビルの高さは200メートル強、建築面積は18万平方メートル。4000人が収容可能なオフィススペースに加え、800世帯分の住宅も作られた。建設会社によると、同ビルはモジュール化材料が用いられ、工程の95%を同社の工場で完成させている。外壁には複数の特殊技術が採用され、通常の建設方法と比べ80%の省エネが可能。すでにビル本体は完成し、あとは壁体と内装の仕上げを残すのみだという。
ネット上ではこの脅威の速さに驚きの声が上がっている。「中に入る勇気がある人はいるのか?」「数日も経たないうちに崩壊するとかではないよね?」「中国人は速さだけはすごいけど、質が追い付いていない」といったコメントが寄せられた。
(編集翻訳 小豆沢紀子)
【北京時事】中国政府は16日、国営メディアを通じ、「中国サッカー改革発展総合プラン」を公表した。大のサッカーファンとして知られる習近平国家主席の肝煎りで作られ、長期目標としてワールドカップ(W杯)の中国開催と男子代表チームのW杯出場を掲げた。
改革プランでは、短期目標として「サッカー発展の環境・雰囲気を改善し、管理体制を構築する」と指摘。中期目標では青少年のサッカー人口を大幅に増加させ、男子代表をアジアのトップクラス、女子代表を世界の強豪にそれぞれレベルアップさせることを掲げた。
目標実現の時期は明示されていないが、中国サッカー協会は2010年に、26年のW杯招致に意欲を示したことがある。
【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は16日、ロシア軍の北方艦隊、西部軍管区、空挺(くうてい)軍に対し、約4万人規模の軍事演習を抜き打ちで命じた。演習は21日まで。ショイグ国防相が明らかにした。
北方艦隊は、北極海を挟んで米国と対峙(たいじ)する重要部隊。また西部軍管区は、バルト3国やノルウェーなど北大西洋条約機構(NATO)加盟国に隣接しており、ウクライナ危機に伴うNATOの東方拡大の動きを強くけん制する狙いがありそうだ。
ロシア軍の演習には兵員3万8000人、兵器3360両、艦艇41隻、潜水艦15隻、航空機・ヘリコプター110機が参加。演習の理由について、ショイグ国防相はNATOへの名指しは避けながらも「新たな挑戦と脅威」の存在を挙げた。
来日中のトルコのクルトゥルムシュ副首相が16日、毎日新聞の取材に応じ、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)について、「シリアのアサド政権による住民弾圧などが原因で生まれたテロ組織だ」と述べ、アサド政権を倒す必要性を改めて強調した。一方で空爆を続ける米軍主導の有志国連合に対し「ただ軍事作戦でダーイシュ(ISの蔑称)を壊滅させても、シリアに平和は訪れない。地域諸国の現状を理解していない」と批判した。
米国のケリー国務長官は15日放送の米テレビで、シリア内戦の解決に向けて「アサド政権と交渉する必要がある」と政権存続を許容する姿勢をみせており、双方の認識の違いが浮き彫りになった。
クルトゥルムシュ氏は「シリア国民の命を守るため、何が重要かを考えるべきだ」と強調。アサド政権が「過去4年半で数十万人の国民を殺害し、自国の遺産を破壊した。国民の未来への希望を失わせた」と批判し、「ダーイシュを壊滅させても、シリアでは住民が散り散りになっていて政治構造が壊れており、国内で平和が確保できない」と主張した。
一方で内戦解決に向けて、ISと政権側双方に適用される飛行禁止区域を設置することやシリア国内に避難民が暮らすことができる安全地帯を作る重要性を主張。トルコは既にシリア難民約170万人を受け入れており、「シリア北部のアレッポで(新たに紛争が起きるなど)状況が変われば、さらに100万人がトルコに流入する」と懸念を示した。
トルコは今月、米国と共同でシリア反体制派の訓練や装備の供与を始めたが、部隊が戦う相手はISとアサド政権双方であるとの認識も示した。【三木幸治】