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2015年3月21日、RFI中国語版は記事「航空機の遅延・欠航、中国が世界最悪」を掲載した。
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航空会社の運航品質などを調査する米フライトスタッツ社によると、世界の主要な61空港のうち、7空港で離陸遅延が目立つという。驚くべきことにこの7空港はすべて中国本土にある。
取りざたされたのは上海虹橋、上海浦東、杭州、深セン、広州、重慶、北京の7空港。上海虹橋の定時離陸率はわずか37.17%。61空港中トップである東京国際空港の89.76%には大きく差を付けられた。
また航空会社別の定時運行率でも中国系は厳しい状況だ。中国当局の統計によると、全体の平均はわずか65%。世界トップのKLMは88.66%で差を付けられている。(翻訳・編集/増田聡太郎)
【チュニス=青木佐知子】北アフリカ・チュニジアの首都チュニスでの博物館銃撃テロ事件で、同国の内務省は21日、博物館内の監視カメラの映像を公開した。
射殺された2人の容疑者の男が博物館の前で銃撃を行った後、館内に入った際の様子とみられる。自動小銃を構えた2人は階段の前で、下りてきた男性1人と鉢合わせしたが、銃を一瞬突きつけた後、撃たずに上階に向かった。
この男性が共犯者か、博物館を訪れていた観光客かどうかは不明だが、同国のセブシ大統領は22日、複数の仏メディアに対し、「監視カメラの映像から(実行犯は)3人いた」と述べたうえ、実行犯の1人はまだ逃走中であることを明らかにした。
一方、博物館の手薄な警備も判明した。AFP通信によると、警備担当の警官4人は事件発生時、近くのカフェに行くなどして現場には誰もいなかったという。
【チュニス共同】チュニジアのカイドセブシ大統領は22日、チュニスの博物館襲撃テロの実行犯は3人組で、現場で射殺された2人の他に1人が逃走中だと明らかにした。AP通信が報じた。
内務省が公開した博物館の監視カメラ映像によると、銃とかばんを持って館内を歩く2人組の男は、階段を下りてきた第3の男とすれ違い、互いに顔を見合わせた後で別の方向に歩いて行った。
カイドセブシ氏は、フランスメディアに対して、治安当局が「テロリストの自爆を防いだ」と強調する一方、警備態勢に不備があったことを認めた。
【チュニス時事】チュニジアで18日に起きた日本人3人を含む外国人観光客ら20人以上が死亡した博物館襲撃事件で、カイドセブシ大統領は22日、現場で射殺された2人以外に容疑者1人が「逃走している」と述べた。「第3の実行犯」の存在については、現場に居合わせたチュニジア人女性も大統領の発言以前に「目撃した」と証言しており、治安当局は情報収集を進めている。
大統領は、フランスのテレビ局に対し、「実行犯は3人いた。1人は逃走しているが、そう遠くには行ってないだろう」と語った。
チュニジア当局は21日、館内の防犯カメラの映像を公開した。そこには犯人とみられる2人が館内にいた人物の脇を危害を加えずに通り過ぎる場面も映されている。この人物が第3の実行犯の可能性もある。
一方、実行犯はイスラム教の祈りのしぐさをした人には危害を加えず、イスラム教徒ではない外国人を次々と狙い銃撃が繰り広げられていたことが21日、館内にいた観光客の話で分かった。脱出を試みていた女性は、人々に銃撃を加える犯人に出くわしたが「自分がイスラム教徒であることを伝え、祈りのしぐさをしたところ危害を加えられず、外に逃げられた」と証言した。
【チュニス時事】日本人3人を含む20人以上が死亡したチュニジアの観光客襲撃事件は発生当初、主な襲撃先とみられた国会議事堂に関心が集中したが、居合わせた男性がネットに公開した写真によって、博物館で多くの人々が救出を待っていることが伝えられた。写真を世界中に発信したチュニジアの男性が、解放までの「緊迫の1時間」の様子を証言した。
首都チュニスの自宅で21日、時事通信の取材に応じた音楽教師ソフィアン・ガンジャティさん(44)は事件が起きた18日昼ごろ、妻子と国立バルドー博物館を訪問。午後0時50分(日本時間同8時50分)ごろ、銃声が聞こえ即座に脱出を考えたが、出口の方向から「像が倒れたような衝撃音」が聞こえたため、諦めて3階の角部屋に駆け込んだ。
部屋に逃げ込んだのはフランス人やチュニジア人を中心とする計37人。日本人の姿はなかった。最初は悲鳴や絶叫が絶えなかったが、「犯人に気付かれるのが怖かった」というガンジャティさんらが静かにするよう呼び掛け、重苦しい沈黙が周囲を支配。恐怖に震えながら肩を寄せ合う老夫婦や、遺書を書き始める女性の姿が目に焼き付いた。
携帯端末で外部の様子を探ったところ、事件発生当初は情報が不足し、博物館に多くの観光客が閉じ込められていると報道するメディアはごくわずかだった。「このままでは警察が助けに来ない」と判断したガンジャティさんは、絵画を背にしておびえる人々の姿を写真に撮り、ソーシャルメディアを通じて全世界に公開。各国メディアが徐々にこの事実を報じ、治安当局に正しい判断を促す一助となった。
同1時50分(同9時50分)ごろ、「動くな」の掛け声と共に約10人の治安部隊が部屋に突入した。隊員の誘導で屋外に出ると、玄関付近には3人の遺体が横たわっていた。警官隊は上方に銃を構え、屋上から観光客を狙撃しようとする共犯の存在を警戒し威嚇していた。弾が当たらないことを祈りながら、避難施設になっていた敷地内の別館に到着。「悪夢が終わった」と生還の喜びをかみしめた。