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◇豊中市が植樹
東日本大震災と阪神大震災の犠牲者の追悼と、防災意識を高めようと、豊中市は10日、同市野田町の野田中央公園に、桜の木2本を植樹した。
同市は1995年の阪神大震災で市民11人が犠牲となり、特に市南部にある同公園の周辺は被害が大きかった。
同市は、東北の被災地・岩手県大槌町と同県陸前高田市を支援しており、2013年には両市町に桜の木を贈った。今回、市は「二つの震災を表す2本の桜を植樹し、犠牲者の追悼と、記憶をとどめていくシンボルとしたい」と企画した。
植樹式には、浅利敬一郎市長や、地元住民ら約80人が参加。野田校区自主防災会長の中野豊さん(72)が「桜の成長に負けないよう、地域の輪を広げ、防災意識を高めていきたい」とあいさつした。