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東日本大震災から間もなく4年を迎えるのを前に、追悼イベント「岐阜で想(おも)う3・11」が8日、岐阜市日ノ出町の岐阜高島屋前で行われた。震災を忘れないためにと、ドキュメンタリー映画の上映会や東北地方の物産販売などがあり、買い物客らが被災地に思いをはせた。
同イベントは、若者の就労支援をするNPO法人「コミュニティサポートスクエア」(杉浦陽之助理事長)が主催。岩手県南三陸町の災害ラジオ局「FMみなさん」を舞台にしたドキュメンタリー映画「ガレキとラジオ2014」を上映後、監督の梅村太郎さん(45)が、作品への思いを語った。
映画は約10か月間、数百時間にわたってカメラを回し続け、ラジオ局のスタッフが被災者を元気づけようと奮闘する姿を追った。今回は2011年版に続く第2弾だ。梅村さんは「震災後の南三陸町でラジオがメディアとして温かく感じた。人の声だから包み込むものがあるのかもしれない」と語り、「映画を通して震災を風化させない手助けができれば」と話した。
また、南三陸町から直送されたホタテ焼きや石巻焼きそばが人気を集め、各300食が完売した。岩手県石巻市から避難して、中津川市内で石巻焼きそばを屋台販売する須田裕司さん(63)は「忘れられてしまう震災の記憶を一日でも遅らせたい」と話した。
同日販売された収益金のうち映画入場料は南三陸町に、物産販売分は石巻市の商店街へ寄付される。