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「性的暴力」の加害者というと、被害者の見知らぬ人の犯行によるものとイメージしがちではないでしょうか。しかし、実は知人による犯行の方が多い可能性があるという、驚きの発表がありました。あなたが普段接している人の中にもいるかもしれないのです…。くれぐれもご用心を。
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■日本では性的暴力による被害届を出す人は15%に満たないらしい
警察庁の発表によると、日本の2013年度の強姦件数は1410件、強制わいせつの件数は7672件だったそうです。これを合わせた9082件が警察に被害届を出して認知された性的暴行被害者数です。毎年約1万人もの人が被害にあっていると思うと心が痛くなりますが、実は、性的暴行を受けて被害届を出す人は15%にも満たないと言われています。つまり、被害届を出さず、泣き寝入りをしている人の数も含めると、その何倍もの人が性的暴力を振るわれてしまっているのです。
また、日本の性的暴行被害者数は減少傾向にありますが、一方で配偶者や身内による性的暴行被害者数が増えているという一面があるのも特徴です。
■加害者の75%は知人だった。デンマークの研究チームが警告
デンマークのコペンハーゲン大学系列病院の研究グループは、性的暴力による被害の実態を調べるため、2001年~2010年にコペンハーゲン大学系列病院の性的暴行被害センターを訪れた、約2500人の女性を対象に調査を行いました。
データを収集し、分析した結果、なんと被害者のうちの75%もの人が、加害者は以前会ったことのある「知人」だったと告白していたのです。
そして特筆すべき点は、性的暴行事例の60%に飲酒が関係していたということです。普段は何事もなく接している相手でも、お酒を飲むことによって、理性が崩れてしまい乱暴してしまうということが考えられます。また、飲酒の場では、当然女性も飲んでいることが多いため、判断が鈍ってしまっていることにも関係がありそうです。
■性的被害から身を守るためにはどうしたらいい?
あくまで、デンマークの調査によるもので、そのまま日本に当てはめることはできませんが、用心するにこしたことはありません。
性的暴行の被害者は、体を傷つけられるのはもちろん、心の被害も甚大。回復するまで長い時間を要します。ツラい思いをしないためにも自分で出来る範囲で未然に防ぐ行動を心掛けましょう。夜遅い時間の行動を控える、人通りの少ない道を通らないようにする。そして、飲酒がらみのトラブル防止のために、お酒を飲みすぎないようにする、相手の態度が豹変してきたら帰るようにする、思わせぶりな態度で勘違いさせない、なども気をつけましょう。