付き合っていても、上手に説明できないけれどどうも疲れる、うまくいかない気がする、なんか精神的に来るわ……そんなときがありませんか？　

　「それは単なるフィーリングの違いでしょ」と言ってしまえばそれまでですが、その理由、実は【お互い神経質だったから】というケースがあるんです。

　ある調査では「神経質とおおざっぱ、自分はどちらだと思うか」の回答は、ほぼ半々の結果なんだそう。

　神経質と言うと「すべてまっすぐにしておかないと気がすまない」「リモコンなど、モノの位置がすべて頭の中で決まっていて、ズレると気持ち悪い」「整理整頓が好き」などのエピソードが有名(？　)ですが

　恋愛の神経質はどんな感じなのでしょう？　

■恋愛神経質

　「恋人の部屋の戸締りが気になる」は微笑ましいですが「恋人の料理なのに、清潔度が気になって食べられない。食べるのが消極的になる」「キスしたら拭きたくなる」「恋人が帰ったら速攻で掃除する」は、わかるようなわからないような。

　「恋人との旅行が疲れます。布団が違うと眠れないのに、そのうえイビキとか……。荷物を乱雑に散らかされたりするとイライラするし、温泉は不特定多数の人が入ったのかと思うと入りたくないし。雰囲気が悪くなるので言わないですけど」や「私も彼も神経質なので、遊園地は待ち時間の長さで空気が悪くなってケンカになります。おおざっぱな性格なら気にならないのかな？　」と、恋愛神経質の人はかなり疲れているイメージ。

　では、相手の状況別にシュミレーションしてみましょう。

■神経質×おおざっぱ

　「彼は神経質で心配性。翌日、出勤が早いとすぐ寝てしまうのかと思いきや『明日起きられるかな～夜通し起きてた方がいいのかな～』と心配している。その思考が分からない。早く寝ればいいのに……」とおおざっぱ彼女の意見。

　片方が神経質な場合でも、二人ともよっぽど人間ができていないと続かないかもしれません。

　両方とも神経質の場合は「神経質」が原因と気づかない。やけに疲れる、くらいの認識でしょう。かなりストレスになるようですね。

■神経質×神経質

　このカップルの場合、他人の批判で盛り上がることも。美点を探すより欠点を探してしまう。それは欠点探しではなく、その人への「間接的な指摘」と思っている。
だから他人の悪口大会は盛り上がる。そして二人の結束が強くなることも。

　お互いにもそうで、ケンカのときは悪口を言いあい、激しくののしり合うことも。ふだんからちょっとのダメ出しがあって、その結果、なんだかわからないけどちょっとずつイライラがたまっていく……と言う感じです。

　旅行などで長時間過ごすと地が出てくる。決定的な自分のこだわりや、歩み寄れなさが露呈してしまうのです。

■直すには？　

　あなたがおおざっぱなら、きちんとすること。きちんとす姿勢を見せることでだいぶ変わりますよね。あなたが神経質ならまずは、自分が先に神経質を直してみる。

　「恋愛をすると、悲観的、神経質でネガティブな自分がポジティブに変わる。人格が安定する」という話があるそうです。イライラをなくすと友人も恋も増えるでしょう。

■いい神経質、悪い神経質

　いい神経質はイライラが相手に伝わったりしません。自分の中でイライラしてる分にはいっこうに構いません。自分で完璧にやり、他人に強制しないこと。

　きれい好きも自分がキッチリ掃除をすればいいだけの話。それを逐一、人に強制したりイラつくのが悪い神経質。

　神経質でなくて繊細、と呼ばれるほどになりたいものです。それがキングオブ神経質でしょう。それにはまず人格、仁徳が必要かもしれませんね。