こんにちは。OKラインメンタルトレーナーの清水利生です。

前回は「束縛する人の心理」について書きました。今回は束縛してしまう恋の中でも彼のことが信じられなくて束縛してしまう恋を書いていきます。

その行為って本当に愛されている？ 別れの可能性度診断

●彼氏といても安心できない！？

前回は自分の自信のなさから相手を束縛したくなる恋のケースでしたが、今回は彼の行動を疑い始めた時に束縛したくなる心理について紐解いていきたいと思います。

彼氏に対してなかなか安心することができない経験は誰にでもあるのではないでしょうか。彼にはその気はないのに「彼が浮気をしそうで」「友達といると連絡がつかず疑わしい」などの声はよく耳にします。

このような、相手に裏切られるかもしれないという不安な気持ちを手放す方法の一つが、束縛です。例えば彼が女友達のいる飲み会に行くことに不安な気持ちが出てきている場合、「行かないで」と伝え、彼の行動をコントロールすれば不安を感じなくて済みます。

それに加え、彼が自分のためにどれだけの行動をしてくれるか、愛情の大きさを確かめるための方法がこの束縛でもあります。このように束縛は手っ取り早く、安心や、愛情を感じることができる、不安への特効薬と言えるのです。

しかしこの束縛によって相手はどんなことを感じるでしょうか。疑われている、信用されていないという不信感が生まれることは言うまでもありません。自分は安心や愛情を感じ、相手は不信感を募らせる。

この感情のギャップこそ束縛の副作用なのです。このギャップは、「自分のことをわかってくれない」というすれ違いを生み、別れの原因にもなりかねません。

●束縛に頼らない安心を作るための心のストレッチ

彼との感情のギャップを作らずに安心を作っていくにはどのような方法をとればよいでしょうか。実はお互いに安心しあえる仲を作ることは簡単な作業ではありません。安心というものは信頼関係を築く必要がなくなった場合に生まれるものだからです。

例えば、家族に対し自分を信用してほしいからと、信頼関係を築くための行動をしている人は少ないと思います。このように相手が自分のことを騙す可能性がなく、信頼関係を作る必要のないところに安心は生まれるのです。

つまり今回のように相手のことを疑ってしまう人が安心を手に入れるには、彼に裏切られることがないと感じられるように信頼を積み重ねることが必要なのです。彼の事を理解し、自分のことも理解してもらうような、お互いの感情を知るコミュニケーションをとりましょう。このコラムでも書いてきたように、感情はありのままの自分を映し出しているサイン。

どんな行動をしたら嫌がるか、嬉しがるか、どんな人なのか、など、感情を伝えあい、お互いを理解することが心のギャップを縮めていくことに繋がります。このようにお互いに心のギャップを埋めていくことが安心しあうには大切なのです。

束縛という一人よがりの安心感を得るのをやめ、二人でコツコツと信頼を深めていきましょう！

＞＞次回は「好きと言いたいけど素直になれない恋愛」についてお話します。