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男に逃げられるのは「非常識なことに気付けない女」 ゴマブッ子がぶった斬る、“ダメ恋愛体質女”の特徴

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男に逃げられるのは「非常識なことに気付けない女」 ゴマブッ子がぶった斬る、“ダメ恋愛体質女”の特徴

男に逃げられるのは「非常識なことに気付けない女」 ゴマブッ子がぶった斬る、“ダメ恋愛体質女”の特徴

 

見た目も悪くない。お洒落にも気を使っている。会話も上手いし料理もそこそここなすし、結婚したらもちろん共働き希望。こんなに好条件なのに、いつも結婚目前で捨てられる……。

「一体、私たちのどこが悪いの!? 悪いところを直すから、結婚したい! 一生愛される女になりたい!」

そんな叫びは、編集部にもちらほら届いています。その原因は千差万別、様々ありますが、アラサーが陥りやすい原因のひとつに、「ダメ恋愛をしてしまいがち」があります。そこで今回、“しくじる女”事情に詳しい人気ブロガー・ゴマブッ子さんに、このたび上梓された『脱・ダメ恋愛』(すばる舎)に沿って、ダメ恋愛から脱出する方法をお伺いしました。

■「私の気持ちをぶつけたい!」と独りよがりの恋愛をする女

――まず、ダメ恋愛にハマりやすい女性って、どんな人ですか? 

ゴマブッ子さん(以下、ゴマ):ハマりやすいのは、「恋愛経験が少ない女」「チヤホヤされるのが好きなモテない女」「男性の言葉をすぐ鵜呑みにする女」「依存的情緒不安定女」あたりですね。

この方たちには共通の口癖があります。

「彼が何を考えているか分からないから、不安だ」

分からなくて当然です。なぜなら、彼は彼女たちについて何も考えていないし、気持ちがないから。

――そもそも好き合っていないってことですか?

ゴマ:そう。ダメ恋愛をしてしまう女性は、相手の気持ちよりも自分の気持ちを優先してしまい、“追う恋”になりがち。男性は追いかけられると逃げ腰になりますよね。

でも彼女たちは、「そんなことは関係ない。私が好きなんだから私が気持ちをぶつけたい。私! 私! 私! だってそれが恋愛でしょ! 我慢するなんて本当の恋じゃないわ!」と、思ってしまう。それでは、相手不在の自己満足、独りよがりの思い込みでしかありません。

――逆に、ダメ恋愛にハマらない女性は、どんな考えで行動しているんでしょう。

ゴマ:相手が何を欲しているかをリサーチするなど、常に相手の気持ちを考えています。ハマる女性のように、望まないことを無駄にやって見返りを求めることもありません。

これらの行動は、男性の“追いかけたい”という習性を尊重したゆえのもの。だから、相手の温度よりもマイナス3℃くらいのテンションを保てるのです。

■常識だと思っていることが、実は非常識なことに気付けない女

――冷静に考えれば、後者を見習えばいいのにと思いますが、そう簡単にはいかないから繰り返してしまうんでしょうね。

ゴマ:ダメ恋愛をしてしまう女性は、恋愛本を読んでも友達に相談しても、聞く耳を持たず自分を客観視できない人が多いですね。正論でアドバイスしても、「だって、恋をしているんだから仕方ないじゃない」と、感情論で返されてしまうこともあります。

――ちょっと分かっちゃいます、ダメ恋愛側のスタンス……。「この、一筋縄で行かない感じこそ、恋の醍醐味なんだ!」と言い聞かせるというか……。

ゴマ:一種の“魔力”があるんでしょうね。ダメ恋愛って、「幼少期のトラウマが原因で男性を愛せない」女性や、ヒステリックで攻撃的で、「別れるなら死んでやる」って泣き叫びそうなハードな女性たちを想像してしまいがちですが、そうではないんです。

主に、「本人が良かれと思ってやっていることや、常識だと思っていることが、実は相手にとって毒であり、非常識であることに、気付けていない人」がしている恋愛を指すのです。それを望んでやっているのではなく、知らず知らずにしてしまっているところが、“ダメ恋愛の魔力”と言えます。

■「わがまま・長文を送りつける・キレやすい」

――知らずにやってしまうから、ダメ恋愛は繰り返しがちなんでしょうか。

ゴマ:はい。たとえば、いつも彼からフラれてしまう人は、「悪いところがあったら直すから」とは思いますが、「なぜいつもフラれてしまうのか」まで考えが及びません。

しかも、その原因はひとつではないことも覚えておきたいところです。フィギュアスケートのショートプログラムは、「ジャンプ・スピン・ステップ」を組み合わせたプログラムで滑り得点を競います。ダメ恋愛も同様に、「わがまま・長文を送りつける・キレやすい」など、色々なちょっとした“ダメ要素”を叩きだして、お別れ金メダルを獲得しているということに、気づかなければいけません。

――ダメ恋愛を繰り返していると、ダメそうな空気を男側が感じ、だめんずしか寄ってこないこともありますか?

ゴマ:ダメ恋愛を繰り返す女性はたいてい、“自分に都合のいい思考回路”を持っています。たとえば、合コンで知り合った男性に、その日のうちにホテルに誘われたとしましょう。普通はお断りするんですが、「もしこれを断ったら、次はないかもしれない」などと、自分に都合よく解釈してホテルへ行き、一夜限りの関係を持ってしまう。

そして自分も遊びに同意してついていったくせに、「ホテルで告白されると思ったのに!」と、ワケの分からない妄想をしてしまう。

こういった、成長のない自分都合の考え方しかできないことは、男性にもすぐに見破られます。だから遊ばれてしまうし、ダメ男を引き寄せてしまうこともあるんだと思います。

■恋の悩みは「恋愛本・既婚者・ゲイの友達」に

――そんな”ダメ恋愛スパイラル”から脱出できる自分になるためには、まず何から始めればいいですか?

ゴマ:たくさん本を読みましょう。「恋愛本を読むなんて恥ずかしい」や、「書いてあることを実践しても、意味なんてない」と思っている人こそ読むべきなんです。恋愛本は、恋愛オリンピックで金メダリストになる方法が書いてあるわけではありません。恋愛初心者が陥りやすい“しくじり”について書いてあるものがほとんど。

そこに書いてある、自分に必要だと思うことを素直に受け止め、1つでも2つでも、実践してみることが大事です。「こんなことをしたら、自分を偽ることになる」と最初は思うかもしれません。でも、コツコツ続けていれば、必ずそれは“自分”になります。

――友達に相談し、素直に助言を聞くことも大事なんですよね。

ゴマ:うーん、女友達に恋愛相談するものいいんですが、同世代の友達は足を引っ張ることしか考えていません。もしゲイの友達がいたら、ゲイの友達に相談しましょう。または、35歳以上の幸せそうな既婚女性もオススメです。

■食生活を改善するように、バランスのよい恋愛を

――今回の著書で、ゴマブッ子さんが最も伝えたいことはなんでしょうか。

ゴマ:恋愛がダメな人は、食生活、そして食事のマナーがダメな人と似ていると思います。暴飲暴食をして太る人、痛風になる人、病気になる人、過激なダイエットや絶食を繰り返してやせ細ってしまう人など。ダメ恋をする人は、押しすぎたり卑屈になりすぎたり、極端な恋愛の仕方をします。

一方、恋愛上手な女性やイイ女は、ダメ女性が思っているほど“特別”なことはしていません。バランスよく健康を考えて食事をしているだけ。食べ過ぎたら少しだけ野菜を多く採ったり、運動をしてみたり。

恋も同じです。特別に捉えすぎるのではなく、生きるために当たり前の食事を摂るように、食べられることに感謝するのと同じように、自然体で感謝を忘れずに、恋をする。

ダメ恋愛をしてしまう人は、食生活の改善をするように、自分の恋愛をもう一度よく見直してみましょう。自分で自分を幸せにすることが幸せの近道であり、自分が周りを幸せにするから、周りの人からも大事にされるということに気付いてほしいですね。本書は、なかなか逃げられなかったダメ恋愛を卒業して、一生愛される女になるための、強力な手助けになれると思います。(文=有山千春)

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