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(株)アキュラホーム(東京都新宿区)は、このたび「2014年住宅傾向」について調査を実施し、その結果を発表した。
これは、同社が全国で手がけた住宅のうち、2009年、2014年の各100棟(計200棟)の住宅の間取りを比較し、その変化について調べたもの。
■主婦の1年間で歩く距離が5年前と比べて最大約73kmも短くなっている?!
主婦が家事をする際、1日で一番往復することが多いと言われる「キッチン⇔洗面」の距離を調査したところ、2009年は平均で5.72mあった距離が2014年には1.25m短くなり、4.47mになっていることがわかった。主婦は一日平均4.84km、1年間で約1767.80km歩いていると算出した場合、家事動線が短くなったことにより、最大で73.74kmも短くなっている計算となる。
■シューズクロークの導入率が24%増
シューズクロークを導入する住宅が2009年は35%だったところ、2014年は59%と24%増加。靴を始め、コートやベビーカー、アウトドア用品や子どもの遊び道具などの収納を、使用場所近くに設置することにより、片付けを効率的に済ませることができることから増えていると思われる。また、リビング階段にすることにより生まれた有効なスペースをこのような収納スペースとして設けている人も少なくないのかもしれない。
■「廊下に階段」、減少傾向
直近5年間で廊下に階段を設置する住宅が6%減少した。近年、廊下ではなく、リビングの中に階段を設置するリビング階段が増えている。リビング階段を採用する理由としては、「家族のコミュニケーションを取りやすくするため」という方が多いようだ。2階の自室へ行くためには必ずリビングを通らなければならないので、家族全員が自然と顔を合わせるようになる。そして廊下のスペースが小さくなることにより、家族と過ごすリビングを大きくすることや、収納を設けることが可能となり、より有効的にスペースを使える。
■コミュニケーションを重視する「対面キッチン」を導入する家庭が増加
2009年の対面キッチン導入数と比較して、2014年は増加傾向。対面キッチンはリビングの様子がひと目で確認することができ、キッチンで家事をこなしながら、家族とのコミュニケーションを取ることができる、というメリットから導入する家庭が増えていることが伺える。
■ニュースリンク先
http://www.aqura.co.jp/company/news/pdf/150303.pdf