社会そのほか速
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Inc.:億万長者のイーロン・マスク氏が、テスラ社とスペースX社の経営で忙殺されている裏で、あるリッチなスタートアップ企業が、幻の次世代交通システム「ハイパーループ(Hyperloop)」の実現へ一歩踏み出していました。ハイパーループとは、減圧されたチューブをガイドとして、チューブ内を空中浮上(非接触)して進む、鉄道に代わる交通機関のこと。
ロサンゼルスを拠点とするHyperloop Technologies社は、11日、ハイパーループを実現する世界初のスタートアップ企業となる計画を発表しました。同社はすでに850万ドル(約10億円)を調達し、年内にはさらに8000万ドル(約96億円)の増資を予定しているそうです。マスク氏の夢である超音速旅客輸送を実現する前に、Hyperloop Technologies社は、ロサンゼルスからラスベガスまでの貨物輸送にチャレンジします。最終的には、鉄道より安いコストで、飛行機と同じ速さの旅客輸送を実現する計画です。
Hyperloop Technologies社のドリームチームには、X-prizeの創設者Peter Diamandis氏、スペースXのエンジニアBrogan BamBrogan氏、シリコンバレーのテック系スタートアップalantir社の共同創設者Joe Lonsdale氏、ホワイトハウスの元首席補佐官代理であるJoe Messina氏、まもなく億万長者となるUberの発明者Shurvin Pichevar氏、巨大ソーシャルネットワークサービス『Yammer』の創設者David Sacks氏など、そうそうたるメンバーが名を連ねています。また、Pichevar氏は個人的に4000万ドル(約48億円)を、ファーストラウンドで出資する予定だとか。
「イーロンは、我々が2~5マイル(3~8キロ)を走るプロトタイプを成功させれば、政治や規制の問題を乗り越えられると思っているようだ」と、Sacks氏が米紙フォーブスのインタビューで話しています。「しかし、我々はみな、まずは民間資金でそれを証明する必要があると考えている」
もちろん、Hyperloop Technologies社の創設者のほかにも、超音速鉄道に挑戦している起業家がいます。イーロン・マスク氏本人です。2013年8月、イーロンは58ページに及ぶ資料を公開しました。そこには、真空を使った輸送チューブのコンセプトと詳しい計画が書かれていました。…