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ギリシャ債務問題、バルファキス財務相発言がドイツで波紋

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ギリシャ債務問題、バルファキス財務相発言がドイツで波紋

ギリシャ債務問題、バルファキス財務相発言がドイツで波紋 

 [ベルリン 10日 ロイター] – ギリシャのバルファキス財務相は、同国の債務問題に関するドイツ公共放送ARDのドキュメンタリー番組で、ギリシャが世界で最も破綻した国だと表現し、ギリシャが債務返済を怠るということを2010年5月の時点で欧州首脳が認識していたと述べた。この発言がドイツで波紋を広げている。

 ドキュメンタリー番組は、ギリシャへの追加支援を協議するユーロ圏財務相会合と同じ日に放送された。番組が収録された時期は不明。

 バルファキス財務相は、ギリシャが債務返済を怠るという認識があったにもかかわらず、「さもギリシャが破綻していないかのように、流動性が不十分であるだけかのように(欧州首脳らが)振る舞った」と指摘。

 そのうえで、「最も破綻した国に史上最大の融資を行うことは、人道に対する犯罪」と述べた。

 ドイツ国内では波紋が広がっており、独ビルド紙は発言を1面で取り上げ、社説として、ギリシャへの追加金融支援を中止するよう欧州首脳に求めた。

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