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30年以内に7割の確率で起きると言われている首都直下地震。東日本大震災が起きた直後は防災意識も高く、防災グッズを家にそろえたという人もいるかもしれないが、あれから4年、徐々に防災の意識が薄れ、備えを怠っている人もいるのではないだろうか。
そこで今回は、ホームセンター「DCMホーマック」に、最新の防災用品の売れ筋を聞いてみたのでご紹介しよう。
「防災用品というものは、マイナーチェンジはあるが基本的に売れるものは変わっていない」というDCMホーマック株式会社総務課の木村さん。それでは、どんな防災用品が売れているのでしょう? 大震災と前と後で変化はあるのでしょうか。
「震災前後にかかわらず、一般のお客さまには、家具転倒防止の伸縮棒が売れています」
東日本大震災以前から売れているものには、何がありますか?
「食器棚などの開き戸をロックする商品や、懐中電灯は多くの方が買って行かれるようです。また、携帯電話の充電機能が付いた発電式多機能ラジオ・ライトも売れています」
大震災が起きる前の売れ筋としては、転倒防止器具のほかにライト・電池・携帯ラジオとのこと。電気、情報というライフラインの確保を個人で行う傾向があるといえそうだ。ちなみに、DCMホーマックの盛岡事務所では、机ごとに懐中電灯が常備されているそう。
「法人ですと、懐中電灯などのほかにヘルメット・発電機やガソリン備蓄用の携行缶も出ていますね」
東日本大震災以降、ホーマックでは災害時に重要な非常食や水、長期保存が可能なものを多く取りそろえるようになった。
「緊急時に必要な携行型のミニトイレなども多少需要はあるようです」
また、災害時に必要な最低限のアイテムをセットにした避難リュックセットや、断水時のための水タンクなども購入する人が多い傾向だという。
毎年3月11日には、災害を思い出すだけではなく、その教訓を活かすためにも日ごろから防災用品の確認を怠らないようにしたい。
●取材協力
ホーマック
HP:http://www.homac.co.jp