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[東京 4日 ロイター] – 日経平均.N225が15年ぶり高値を付け、アベノミクス相場が新たなステージに入ってきたが、円安進行が鈍いなど2013年の「第1幕」当時と様相は異なる。
けん引役は同じ海外勢ながら、短期筋だけでなく長期投資家も参戦。国内年金勢も加わり、底堅い相場となっているのが特徴だ。ただ、ベースは金融相場であり、米長期金利がこのまま上昇すれば、不安定化しやすいとの警戒もある。
<TOPIX先物買いが急増>
アベノミクス相場の「主役」は今回も海外勢だ。今年に入り、海外投資家が日本株を現物株・先物合わせて約2兆円売り越したことで、日経平均が850円下落。その後、計2.5兆円の買い越しに転じ、株価も2300円上昇した。相場の方向性は依然として海外勢の売買動向が決めている。
だが、ヘッジファンドなどが中心となった2013年とは異なり、今回は海外勢でも長期投資家の割合が増えているとの指摘が多い。「企業業績だけでなく、ROE(株主資本利益率)向上やガバナンス改善など目に見えるアベノミクスの成果が出始めたことで、コンセプトではなくエビデンス(証拠)を求める海外長期投資家の買いが、日本株にも入り始めている」(大手証券トレーディング担当)という。
その証拠として挙げられているのが、TOPIX先物JTIH5の買いだ。2月第3週、海外投資家による日本の現物株と先物合計の売買は、1兆1326億円の買い越しとなったが、内訳をみると、現物株の1538億円に対し、先物が9788億円と圧倒的に多い。そのうち6330億円がTOPIX型だ。
<海外の長期投資家が先物買いか>
株式先物買いといえば、海外短期筋の「得意技」だが、13年当時は日経平均先物がメーンだった。今回は日経平均先物よりもTOPIX先物。買ったのは短期筋ではなく、海外長期投資家の可能性があるという。 続く…
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