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99U: オランダ・アムステルダムを拠点に活動するデザインスタジオ「Formafantasma」のモットーは、決して固定観念や偏見を持たないこと。
このモットーは、彼らによるデザインの仕事にも特に当てはまります。彼らはあらゆることを疑い、なぜそのようになっているのかを考えます。建築とデザインを扱うメディア「Designboom」によるインタビューにおいて、FormafantasmaのAndrea Trimarchi氏とSimone Farresin氏は、デザインのプロセスを通して、彼らがいかにありきたりの考えを排しているかを説明しています。
デザイナーとして、私たちはフィルターのような仕事をしています。私たちのプロジェクトは蒸留プロセスの成果です。スタートする場所はいつもわかっていますが、どこで終わるかは見通せません。デザイナーとして私たちが新たなプロジェクトを始める時、あるいは素材を調べるときはいつでも、一番の関心事は固定観念やありきたりの考えに疑問を持つことです。私たちの場合、解決法を提示するより、疑問や可能性のある代替案を提示することの方が多いくらいです。
PLART基金の委託による「botanica」コレクションに際して、Formafantasmaはプラスチックという素材からスタートして、業界の沿革を調べました。未来の素材である現代のプラスチックは、通常滑らかな表面仕上げを活かして用いられています。彼らはそういった普通の仕上げをせずに、自然な手触りと色合いを特徴に持つ器へと変化させたのでした。この素材についての考え方を根底から覆すものです。
これまで通りのやり方で素材や書体、その他のデザイン要素を扱うのではなく、反対のことができないかを調べてみるのです。どうしてこのように使われているのか、どうして別の方法で試さないのか、と。
Get Inspiration from Questioning Clichés|99U
Stephanie Kaptein(訳:コニャック)”Formafantasma, Droog Design, Milan 2009″,Photo by boom1978.
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