*11:35JST 注目銘柄ダイジェスト（前場）：東洋ゴム工業が急落、住石HDやアイロムHDは急伸
　
　東洋ゴム工業<5105>：2448円（前日比-323円）
　急落。先週末、国土交通省では同社が免震ゴムの試験データを改ざんしていたため、3件の認定を取り消したと発表している。出荷していた高減衰ゴムの一部が性能評価基準に適合していなかったもよう。
　
　住石HD<1514>：126円（同+8円）
　急伸。先週末、保有しているワンボ社の配当金に関する訴訟について、子会社の住石マテリアルズの勝訴判決が確定と発表している。相手側の特別許可申請が却下されたもよう。
　
　アイロムHD<2372>：1878円（同+286円）
　急伸。iPS細胞の量産工場を建設すると報じられている。2016年に稼働させ、国内外の研究機関などに供給するもよう。再生医療分野の拡大に向けた道筋として期待感などが先行する格好に。
　
　森永製菓<2201>：403円（同+21円）
　急反発。野村では投資判断を新規に「バイ」、目標株価を470円としている。「チョコボール」など多くの「眠れるブランド」を活用した商品政策により、国内の収益性改善が見込まれるうえ、収益構造から値上げの恩恵を受けやすいこと、米国で好調な「ハイチュウ」が現地工場の新設でさらなる成長が予想されること、工場再編による収益性改善、並びに、再編に伴って生じる遊休設備の活用余地などを評価点としている。
　
　菊水電子<6912>：768円（同+35円）
　変わらずを挟んで大幅に4日続伸。15年3月期業績予想の上方修正と期末配当の増額を発表している。営業利益見通しは従来の5.50億円から6.00億円へと引き上げた。環境・エネ関連市場や自動車関連市場に注力した結果、電子計測器群、電源機器群ともに好調に推移しており、売上高が従来予想を上回ったことが要因としている。また、期末配当については従来予想の20.00円から22.00円に増額した。
　
　ヒューマンＨＤ<2415>：1167円（同+60円）
　続伸。15年3月期末の配当予想を、従来の普通配当19.00円に上場10周年記念配当4.00円を加え、23.00円（前期は23.00円）に引き上げている。増配を好感した買いが先行しており、株価は25日線水準を上放れる格好に。
　
　倉元<5216>：215円（同+50円）
　ストップ高。マグネシウム電池を使ったスティックライト2種を開発したと一部メディアで報じられている。水でぬらすと発電し、2週間以上発光し続けるという。…