群馬県伊勢崎市内の自宅で大麻草を所持したとして、大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕されたプロバスケットボール・ｂｊリーグ「群馬クレインサンダーズ」の元選手、マーカス・モリソン容疑者（３０）（米国籍）が、県警の調べに対して、「逮捕事実は間違いありません」と供述していることが６日、捜査関係者への取材で分かった。

　　捜査関係者によると、モリソン容疑者は逮捕された後、「米国で使っていたバッグに入っていたのを知らずに持ってきた」と供述し、容疑を否認していた。

　　捜査員は３日、モリソン容疑者の自宅を捜索した際、大麻草が入った粉砕器具や巻紙など十数点を押収していた。県警は４日、モリソン容疑者を前橋地検に同容疑で送検した。

　　今回の事件を受け、チームの運営会社「群馬プロバスケットボールコミッション」は５日、モリソン容疑者との契約を解除。同リーグも、全２２チームによる代表者会議で、全選手の薬物検査を行い、違法薬物を所持、使用していないことを記した誓約書を提出させることを決めた。