医師免許がないのに手術や注射をしたなどとして、千葉県警は４日、同県松戸市の診療所「東葛整形外科・内科」の経営者山本武男容疑者（６７）（松戸市西馬橋）ら３人を医師法違反（無資格医業）容疑で逮捕した。

　　山本容疑者のほかに逮捕されたのは、同診療所を運営する医療法人「東洋医心会」（同市）の元理事川村祐一郎容疑者（６０）（愛知県半田市雁宿町）と理事上杉和弘容疑者（５２）（松戸市上本郷）。

　　捜査関係者によると、３人は２０１４年３～７月、医師免許がないにもかかわらず、同診療所で患者７人に医療行為を行った疑い。山本容疑者は、静脈瘤（りゅう）の手術として切開や縫合をしたほか、関節の動きを滑らかにするヒアルロン酸の注射を打つなどしたという。川村、上杉両容疑者はリハビリなどの方針を決めていたとみられる。