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海自ヘリが消息不明に=遭難か、隊員3人搭乗-天候悪くルート変更・鹿児島

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海自ヘリが消息不明に=遭難か、隊員3人搭乗-天候悪くルート変更・鹿児島

海自ヘリが消息不明に=遭難か、隊員3人搭乗-天候悪くルート変更・鹿児島  消息不明になった海上自衛隊のヘリコプターOH6DA(防衛省海上幕僚監部提供)

   12日午前11時すぎ、鹿児島県伊佐市上空で、海上自衛隊鹿屋航空基地(同県鹿屋市)を離陸したOH6DAヘリコプター1機との連絡が途切れ、消息不明になった。男性隊員3人が搭乗しており、自衛隊は遭難した可能性もあるとみて、陸海空の約800人態勢で捜索したが、手掛かりはなく、13日早朝に再開する。
 


 

  〔写真特集〕世界の軍用ヘリコプター


 

  同基地には、伊佐市の住民から「雷が鳴ったような音がした」などとの情報が複数寄せられているといい、自衛隊は同市と宮崎県えびの市境付近を中心に捜索した。
  防衛省海上幕僚監部などによると、ヘリは同基地の第211教育航空隊所属の練習機で、機長の30代3佐、40代の3佐、訓練生で20代の2曹が乗っていた。操縦者は不明という。
  12日午前9時20分ごろに基地を離陸し、薩摩半島などを回って北上して伊佐市に向かったが、飛行ルートの鹿児島県出水市上空の天候が悪く、途中で計画を変更。えびの市上空を経由して基地に戻るはずだった。
  当初は、目視で地形を確認しながら飛行する訓練を行い、同11時半ごろに戻る計画で、燃料が持つのは同日午後0時20分ごろまでだった。遭難などの際に自動的に位置を知らせる航空機用救命無線機(ELT)は積んでいなかった。
  海自第1航空群司令の園田直紀海将補は同基地内で記者会見し、「燃料は尽きた。どうか不時着であってほしい。地域住民に申し訳なく、もし何らかの情報があれば提供していただきたい」と述べた。

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