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外国人による日本料理コンペ=京都〔地域〕

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外国人による日本料理コンペ=京都〔地域〕

外国人による日本料理コンペ=京都〔地域〕  「和食ワールドチャレンジ2015」で金賞を受賞したタイのジャランさん(前列中央)=1月31日、京都市左京区のみやこメッセ

   外国人が日本料理の腕を競う「和食ワールドチャレンジ2015」が京都市で開かれ、バンコクの和食店で料理長を務めるジャラン・ディパァクさん(41)が作った「甘鯛の海老芋そば蒸し」が最優秀賞に当たる金賞に輝いた。
  和食ワールドチャレンジは、農林水産省が主催したイベント「和食道」の一環として開催。海外で日本料理に取り組む優れた才能を発掘すると同時に、日本料理の魅力を世界に広げることが目的で、世界27カ国・地域のシェフや料理学校生ら110人が参加した。
  まず、110人の創作作品について写真などで書類選考を実施。日本料理らしさや完成度、オリジナリティーの三つの観点から審査し、10人が決勝に進出した。最終審査では、全員が同じ料理を作ったほか、調理作業の技術や衛生管理のレベルも判定した。ジャランさんには、副賞として京都産の包丁が京都府の山田啓二知事から贈られた。
  みやこメッセ(左京区)で開かれた表彰式で、審査員を務めた料理家の熊谷喜八さんは「日本料理としての見栄えや旬、伝統が生かされているかを審査した。ジャランさんの料理は素晴らしかった」と評価した上で、「日本の食文化を世界に広めるため、今後もこのイベントを続けてほしい」と話した。
  和食道は1月30日~2月1日、京都市内の複数の会場で開催され、日本の料理人や仏料理シェフによる基調講演のほか、シンポジウムやワークショップなどが行われた。

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