札幌市中央区南６西９の居酒屋に１２日早朝、２人組の男が押し入り、現金約３万円が入ったレジを奪ったとされる事件で、北海道警札幌中央署は同日、通報した男性店長（４５）の狂言だったと発表した。

　　発表によると、店長は１２日午前４時過ぎ、「男２人組に刃物を突きつけられ、レジを奪われた」と１１０番した。同署が強盗事件として捜査したが、付近の防犯カメラに２人組の姿が映っていないなど不自然な点が多く、店長に詳しく話を聞いたところ、虚偽通報と認めたという。店長は「健康上の悩みや店の経営に不安があった」などと話しているといい、同署は軽犯罪法違反（虚偽申告）の疑いもあるとみて経緯を調べる。