社会そのほか速
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中谷元防衛相は3日の衆院予算委員会で、防衛官僚(背広組=文官)が自衛官(制服組)を監視する「文官統制」について、「政府として文官統制という考え方をとったことはない」と述べ、自衛隊に対する文民統制(シビリアンコントロール)は、国民の代表である政治家が担うとの考えを改めて示した。民主党の辻元清美氏への答弁。
辻元氏は、1970年に当時の佐藤栄作首相が文民統制について「国会の統制、内閣の統制、防衛庁(当時)内部における文官統制などから構成されている」と国会で答弁していたことを指摘した。これに対し、中谷氏は「(佐藤答弁は)官僚が自衛隊をコントロールするということではない」と否定した。
防衛省によると、佐藤答弁は過去に「文官統制」の表現を使った唯一の政府答弁。これについて同省幹部は「防衛相ら政治家による統制を指したもの」と説明している。
政府は背広組と制服組が対等に防衛相を補佐することを明記した防衛省設置法改正案を、6日にも閣議決定する。【飼手勇介】