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警視庁組織犯罪対策5課は4日、立川署員が東京都内に住む30代の自営業の男を3日夕に大麻取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕した後に簡易鑑定手順の誤りが判明し、約4時間後に釈放したと発表した。その後、正規の手順で再鑑定したところ大麻の陽性反応が出たため、警視庁は4日深夜、改めて同容疑で男を逮捕した。
発表によると、3日午後5時ごろ、立川市内のコインパーキングに止まっていた車内に、乾燥大麻(約13グラム)のようなものが入ったバッグがあるのを同署の40代の男性巡査部長らが発見。現場での簡易鑑定後、車内にいた男を同日午後5時35分ごろに現行犯逮捕した。
男は取り調べで大麻の所持容疑を認めたものの、簡易鑑定で本来使用すべきだった3種類の試薬のうち、2種類しか使わなかったことが分かったため、同署は午後9時45分ごろに男を釈放。その後、正規の手順で再鑑定したところ大麻と判明し、4日未明に改めて逮捕状を取った。男の所在はわからなくなっていたが、同日午後11時50分ごろに立川署に出頭してきたため逮捕した。
巡査部長は「2年ぶりに簡易鑑定をしたので手順を失念した」と説明しているという。同課の池田行雄課長は「適正な手続きの徹底に努める」と話している。【林奈緒美、松本惇】