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◇「ヒラメ裁判官はいらない」発言で話題に
町田顕さん78歳(まちだ・あきら=元最高裁長官)5日、病気のため死去。葬儀は近親者で営んだ。お別れの会を後日開く。
東京大法学部卒業後、1961年判事補任官。千葉地裁所長、福岡、東京両高裁長官を経て2000年に最高裁判事就任。02年11月〜06年10月、第15代最高裁長官を務めた。
長官時代に8件の大法廷判決に関与し、在外邦人が選挙権を求めた訴訟では05年9月、投票を制限していた公職選挙法の規定を違憲と判断。国の立法不作為も認めて賠償を命じた。また、日本国籍がない公務員の管理職試験受験を制限する国籍条項を巡る訴訟では05年1月、規定を合憲とする判決を出した。
裁判実務と司法行政の双方に精通していると評価され、長官在任中は裁判員法の成立など司法制度改革に取り組んだ。新任判事補の辞令交付式で「(上司の顔色をうかがう)ヒラメ裁判官はいらない」と発言し、話題になった。