社会そのほか速
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2016年3月に大学を卒業する学生たちを採用するためのスケジュールが、例年に比べて大きく後ろ倒しになり、やっと3月1日に採用のための広報活動が解禁された。この「後ろ倒し」は、大手企業の悩みのタネにもなっているようだ。
15年卒までは、「大学3年の12月に企業が広報活動を開始→大学4年4月に面接開始→10月に内定式」だったのが、16年卒からは「大学3年の3月に広報開始→大学4年の8月に面接開始→10月内定式」。就活シーズンは始まったばかりなのだが、早稲田大学3年の女子学生(21)は、昨年の夏から就職活動を始め、すでにITベンチャーから内定を得ているという。
ここまではよくある話だが、今年の就活が昨年までと違うのは、彼女が大企業へのエントリーをせずに、就職活動を終えてしまう可能性が少なからずある、ということだ。なぜか。
改めて説明するまでもなく、「採用選考に関する指針」に縛られるのは、大手を中心に、約1300社ほどの経団連加盟企業のみ。非加盟企業には何の拘束力もないので、外資系や、中小、ベンチャー企業の中には、昨年の段階ですでに選考を始めているところや、すでに内定を出したところもある。
実際、HR総研が14年11月に学生839人に行った調査では、すでに選考会に参加したことのある学生は、文系で19%、理系で17 %。早稲田大と慶應義塾大学の学生に絞ると、文系で35%、理系で23%だった。
もちろん例年、3年生の夏から実質的な採用選考を行う企業はあったが、15年卒の採用までは、経団連加盟の大手企業の選考も、4年の4月には始まった。今年はそれが、8月にずれ込む。早くから動いた学生にしてみれば、就活期間があまりにも長くなってしまうのだ。冒頭の女子学生は言う。
「ベンチャーと大手が同時期に採用していたら、大企業にも全力を尽くしたと思います。ですが、今年の夏までほぼ1年間、面接を受け続けるとなると、『内定があるからもういいや』と思ってしまいそう」
※AERA 2015年3月16日号より抜粋
2020年までの政府の少子化対策の基本方針となる「少子化社会対策大綱」の原案が12日判明した。配偶者が出産した直後の男性の休暇取得率を20年までに80%とする目標を新設。男性の「産休」など、出産・育児に協力する男性の休暇制度を導入するよう企業に求め、政府が実態調査に乗り出す方針も明記した。男性に出産直後から子育てへの参加意識を高め、職場の環境整備を促す狙いだ。
政府は原案を13日に与党に示し、月内の閣議決定を目指す。原案は15年から5年間を少子化対策を強化する「集中取り組み期間」と位置付け、男女の働き方改革▽3人以上の子どもを持つ世帯への配慮▽若い年齢での結婚・出産の希望実現−−などを重点課題に掲げた。
働き方改革では、配偶者の出産後2カ月以内に半日から1日以上、有給休暇や特別休暇、育児休業などを8割の男性が取得する目標を設定。労働基準法は母体保護のため、産後6〜8週間の産休を義務づけているが、男性向けの制度は乏しく、特に負担がかかる出産直後の女性をケアする社会的意識を高めるため、新たな数値目標を設けた。
20年までに、男性の育児休業取得率を13%(13年度は2・03%)▽6歳未満の子供を持つ男性が育児・家事をする時間を1日2時間半(11年は同67分)−−とする目標も掲げた。
企業に対しては、育休以外の配偶者出産休暇などの休暇制度の創設を要請するとともに、有給休暇を取りやすくする仕組みの整備を明記。また共働き世帯と専業主婦世帯を分けて、男性の育児休業取得率や配偶者出産休暇などの利用状況調査を行うとした。
3人以上の子どもを持つ世帯の負担を軽減するため、第3子以降の保育料が一定の範囲で無償となる制度の拡大を検討するほか、第3子以降は保育所を優先的に利用できるよう自治体に働きかけるとしている。職場での妊娠・出産した女性への嫌がらせ(マタニティーハラスメント)防止のため、企業への指導を強化する。【念佛明奈】
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