社会そのほか速
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長崎大と東芝(東京)は11日、西アフリカで流行が続くエボラ出血熱に感染したかどうかの判定に要する時間を、現在の約1時間半から4分の1以下に短縮する新たな試薬を共同開発したと発表した。長崎市の大学で記者会見した安田二朗教授(ウイルス学)は「迅速な隔離や治療につながり、感染拡大を防止できる」と強調した。
安田教授によると、試薬は酵素や化学物質で構成される液体。患者の血液などから抽出したリボ核酸(RNA)をこの液体に入れると、感染者の場合、エボラウイルスの遺伝子に反応が現れるため、感染の有無が判明する。
札幌市の観光会社「加森観光」は11日、同社が運営するルスツリゾートの公式ホームページが何者かに改ざんされ、リンク先に過激派組織「イスラム国」の旗のようなデザインが表示されたと明らかにした。兵庫県西宮市の西宮観光協会も10日、同様の改ざんを明らかにしていた。
加森観光によると、8日正午前後に、社員が「海外提携先」など複数のリンク先にイスラム国の旗のような画像が表示されているのに気づき、画像の上には「Hacked by Islamic State」(イスラム国がハッキングした)と記されていた。
現在は画像の表示先に接続できない対策をとり、復旧作業中という。
俗に「二刀流」といわれる「兵法二天一流」の祖・宮本武蔵(江戸時代の剣聖)愛用とされる赤樫(かし)木刀(長さ約110センチ)が大分県宇佐市の宇佐神宮に保存されている。二天一流は家督で継承せず、弟子の中から心技体に優れた人が継いでいる。木刀(一説にはつえ)の紛失を防ぐため弟子たちが神宮に預けることにしたのだという。
宇佐市の会社員で、二天一流十二代目・吉用清さんによると、赤樫木刀は武蔵が晩年に作ったもの。つえ代わりにもしたため、先端がすり減っている。十代目・今井正之さんらが2004年に神宮に保管を依頼した。
武蔵の容姿を伝える江戸時代の書「兵法大祖武州玄信公傳(伝)来」によると、「老年になり、刀を持たず五尺つえを携えていた」と、つえの存在が記されている。木刀には、武蔵自ら彫ったと伝えられる二天一流の極意「實(実)相圓(円)満之兵法」(互いの力量を認め、剣を交えず別れる)などが残る。
二代目宗家となった寺尾求馬助に武蔵が兵法三十五カ条と共に赤樫木刀を与え、相伝の証しとして代々伝えられてきた。八代目・青木規矩男さん(熊本市出身)が1947年に台湾から引き揚げる時、木刀を守るため、台湾の知人に預けた。
赤樫木刀は58年、青木さんの手元に戻り、その後、青木さんの弟子・清長忠直さん(宇佐市出身)が九代目を継ぎ、十二代まで正統が宇佐市出身。現在、相伝式は宇佐神宮境内にある「武蔵誠心直道之碑」前で開いている。
熊本市の財団法人「島田美術館」の島田真祐館長は「武蔵の資料は(木刀など)間接的なものがほとんど。武蔵が使ったかどうかは別に、宗家相伝の証しとして大切にしてほしい」と話す。【大漉実知朗】
福島県警郡山署は11日、快速電車の警笛装置に接着剤を塗る目的でJR郡山駅構内に侵入したとして、建造物侵入容疑で神奈川県三浦市の男子高校生(19)を逮捕した。 逮捕容疑は1月24日、JR磐越西線の快速「あいづライナー」が停車していた郡山駅に、正当な理由がなく侵入した疑い。郡山署によると、高校生は容疑を認め「警笛装置のカバーが開かないよう接着剤を付けた」と話しているという。
この装置のカバーは警笛を鳴らす際に開くが、カバーが開いている状態は写真撮影を楽しむ鉄道ファン「撮り鉄」の一部から不評の声があった。同署が動機を調べている。
母親を殴るなどして死亡させたとして、傷害致死罪に問われた大阪大歯学部の元助教佐保輝之被告(55)と妻ひかる被告(51)の控訴審判決が11日、大阪高裁であった。笹野明義裁判長は、傷害致死罪で懲役8年(求刑懲役10年)とした一審大阪地裁の裁判員裁判判決を破棄し、暴行罪を認定してそれぞれ罰金20万円を言い渡した。
一審判決は全身の損傷のうち大部分は両被告が生じさせたと認めたが、笹野裁判長は「胸の損傷が(2人の)暴行によって生じたとみるのは困難。母親が認知症の影響で暴れた可能性を考慮していない」と指摘。暴行と死亡との因果関係を否定した。
両被告は、2011年6月に大阪市東住吉区の自宅で、輝之被告の母重子さん=当時(80)=の顔を殴るなどして外傷性ショックで死亡させたとして、起訴された。