社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
東京電力の広瀬直己社長は11日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の作業拠点「免震重要棟」で社員に対し訓示した中で、原発事故について「福島県を中心に広く社会の皆さまに不自由な生活を強いていることを、おわび申し上げたい」と改めて謝罪した。
汚染雨水の海への流出を把握しながら公表が遅れた問題に関しては、「福島の方々がどういう思いでいるのか、同じ方向を向いて仕事をしていくことが極めて大事だ」と述べ、被災者の声にこれまで以上に耳を傾けていく考えを強調。さらに、「復興は緒に就いたばかり。われわれが汗をかいて頑張らなければいけない」と語り、事故収束と復興支援に全力を挙げる決意を表明した。
東電では、東日本大震災が発生した午後2時46分、免震重要棟と東京都の本社で役職員約220人が1分間の黙とうをささげた。
福島県のJR磐越西線で郡山−会津若松間を結ぶ快速「あいづライナー」の「タイフォン」と呼ばれる警笛部分に接着剤が塗られていた事件で、県警郡山署は11日、不当な目的でJR郡山駅(郡山市)に入ったとする建造物侵入容疑で、単位制高校に通う神奈川県内の少年(19)を逮捕した。
容疑は1月24日、警笛に細工する目的で郡山駅ホームに侵入したとしている。「タイフォンのカバーが開かないように接着剤を使った」と容疑を認めているという。
同署によると、JR東日本が2月3日に被害届を提出。インターネット上に「カバーが閉じていた方がかっこいい」などと細工を公言する書き込みや、写真などが投稿され同署が捜査したところ少年が浮上した。【喜浦遊】
元オウム真理教信者高橋克也被告(56)の裁判員裁判で、東京地裁は11日、都庁小包爆弾事件で元教団幹部中川智正死刑囚(52)の証人尋問を実施した。中川死刑囚は「高橋さんが反省していないとは思っていない」と話し、23日からの被告人質問を控えている高橋被告に「ぜひご自身の考えを述べてほしい」と語り掛けた。
尋問で、中川死刑囚は高専出身で電気関係に詳しかった高橋被告と共に、都庁事件で使用した爆弾を製造した様子を詳細に証言した。
中川死刑囚は高橋被告の公判で予定されていた4回の証人出廷を終えた。
東京地検は11日、タレントの小向美奈子被告(29)=覚せい剤取締法違反(所持)で起訴=を、同法違反(使用)で追起訴した。起訴状によると今年2月、当時住んでいた東京都渋谷区の自宅で覚醒剤を吸引して使用したとされる。
2勝2敗のタイで迎えた渡辺明王将(30)と挑戦者・郷田真隆九段(43)の第64期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第5局は、新潟県佐渡市の「両津港海鮮横丁きん亭」で12、13の両日指される予定だったが、荒天で11日の船便が欠航したため、スケジュールが一部変更される。
◇持ち時間減らして2日制か1日制に
3連覇を目指す渡辺が開幕から連勝を飾ったが、王将戦初挑戦の郷田も第3局から連勝し、タイに追いついた。勝利した方が王将位へあと1勝に迫る。
第5局は渡辺の先手番。渡辺先手の過去2局は角換わり、矢倉の戦型だったが、今回も相居飛車の戦いが予想される。
渡辺は8日に棋王戦第3局で羽生善治名人(44)に勝って3連覇を達成したが、10日のA級順位戦プレーオフでは久保利明九段(39)に敗れて名人挑戦の可能性がなくなった。
両対局者は11日、佐渡市入りする予定だったが、急きょ新潟市内のホテルに宿泊した。12日の天候回復を待って移動し、同日午後1時半から通常の持ち時間より1時間少ない各7時間の2日制、もしくは13日午前9時から同5時間の1日制で争う。変更は第43期王将戦第5局の1日制対局以来となる。【山村英樹】