社会そのほか速
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東京23区で4日午前、約9分間にわたり119番通報が不通になった問題で、東京消防庁は9日、受信装置のシステムに不具合があったと発表した。
同庁によると、装置内で119番通報の状態を自動監視する接続処理と、他の障害情報を収集するための処理が競合し、機能が停止した。さらにシステムの異常をチェックする機能も働かず、対応が遅れたという。8日に新たなプログラムソフトをインストールするなどし、対策を完了した。
装置は12年に1回の更新で、2月に導入されたばかりだった。東京消防庁はメーカーに対し、損害賠償の請求を検討している。
2013年度の生活保護の不正受給が全国でおよそ4万3000件にのぼり、過去最多となったことがわかりました。
厚生労働省によりますと、2013年度の生活保護の不正受給は、前の年度に比べておよそ1300件増えて4万3230件で過去最多となりました。不正受給の総額はおよそ186億9000万円にのぼっています。
不正の内訳としては、働いて収入があるのに全く申告しなかったケースが46.0%と最も多く、次いで年金を申告しないケースが21.3%となっています。
厚労省は、福祉事務所の調査権限を拡大するなどして適正な支給に努めているとしています。(09日16:30)
長崎県佐世保市で昨年7月、高校1年の女子生徒=当時(15)=が同級生だった少女(16)に殺害された事件で、県教育委員会は9日、事件前の学校側の対応について、「一部の教職員にしか少女の情報が共有されず、学校としての判断や組織的な対応が十分ではなかった」とする最終報告書をまとめた。
報告書は、事件約5カ月前に少女が父親をバットで殴打した事案について、把握した教職員が父親に遠慮して校長にしばらく報告しなかった点を問題視。少女が小学6年の時に給食に異物を混入したが、進学先の中学校に十分に引き継ぎされなかったことなどと共に「特に重視すべき問題」と記した。
その上で、殴打事案や異物混入に対する学校側の対応については「ちゅうちょすることなく、児童相談所に通告するなどして連携すべきだった」と結論付けた。
川崎市川崎区の多摩川河川敷で区内の中学1年、上村(うえむら)遼太さん(13)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された3人のうち、リーダー格の少年(18)が「(6日の実況見分で殺害現場に行き)えらいことをしてしまったと思った。手を合わせて心で(上村さんに)話し、謝った」と話していることが神奈川県警川崎署捜査本部への取材で分かった。
現場となった河川敷には事件発生から2週間以上が過ぎた今も上村さんの死を悼み、多くの花束やメッセージが供えられている。18歳の少年は調べに「すごくたくさんの人が来て、その分の人が悲しんだんだなと思った。手を合わせることができてうれしかった」などと話したという。
また、事件直前に上村さんと無料通信アプリ「LINE(ライン)」で連絡を取った無職の少年(17)も「自分が誘わなければ、こんなことにならなかった。かみそん(上村さんのあだ名)に申し訳ないと思っています」と供述しているという。
横浜地検は9日、もう一人の17歳の職業不詳の少年を含む3人について10日間の勾留延長を横浜地裁に請求し、認められた。【水戸健一、松浦吉剛、大場弘行】
群馬大医学部付属病院(前橋市)で腹腔(ふくくう)鏡による肝臓手術を受けた患者8人が死亡した医療事故で、厚生労働省の社会保障審議会医療分科会は9日、同病院の野島美久病院長ら幹部6人から事故原因の分析状況や再発防止策について事情を聴いた。委員からは「病院全体で問題把握が遅れた理由が分析できていない」など調査が不十分だとの意見が相次いだ。
会議は非公開で、厚労省によると、病院側は今月3日に公表した調査報告書の内容などを説明した。これに対し委員から「個別事例の分析は書かれているが、死亡例が続いたのに組織的に問題を把握できなかった理由が書かれていない」「病院の文化の問題なのか」との批判が出た。再発防止策についても「診療体制を改編しても職員の安全意識を向上させなければ意味がない」などの意見が出た。
分科会は今後も病院側から事情を聴き、診療報酬の優遇がある特定機能病院の承認を取り消すかどうか判断する。腹腔鏡手術を巡っては診療報酬の不適切請求も明らかになっており、同省が調査を進めている。【桐野耕一】