社会そのほか速
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3月4日は語呂合わせで「さんしんの日」。沖縄県内各地で三線(さんしん)を弾くイベントが開かれ、沖縄の祝いの席には欠かせない「かぎやで風」のメロディーが島中で響いた。
さんしんの日は、琉球放送が1993年に提唱して始まった。那覇市の首里城公園では、県立芸術大琉球芸能専攻の学生による演奏があり、観光客らが聴き入った。
戦後、沖縄の人たちは空き缶で作った「カンカラ三線」で沖縄戦の傷を癒やした。戦後70年を迎え、その音色に改めて平和のありがたさを感じる一日になった。【佐藤敬一】

教育再生実行会議(座長・鎌田薫早稲田大総長)は4日、全国の公立小中学校(約3万校)を、住民らが運営に直接参加する「コミュニティースクール」(地域運営学校)にするとの提言を安倍晋三首相に提出した。住民が集まる学校をまちづくりの拠点として、地域の活性化を図る狙い。
社会人の学び直しを支援するため、大学がネット授業の配信を強化したり、子育て中の女性に向け保育環境整備を推進したりすることも盛り込んだ。
コミュニティースクールは、保護者や地域住民代表が「学校運営協議会」に参加し、学校の運営基本方針を承認したり、教職員人事について教育委員会に意見を述べたりできる。

過労死した会社員の遺族が勤務先に損害賠償を求めた訴訟の判決で最高裁大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)は4日、受け取り済みの労災給付金を、損害額そのものと相殺する計算方法を示した。賠償額の計算方法をめぐり、司法判断が分かれていたが、被害者側に不利な方法に統一した。
損害額そのものと給付金を相殺すると、損害金の利息に当たる「遅延損害金」も目減りするため賠償額全体が低くなる。遺族側は2004年の最高裁判例に従い、利息と給付金を相殺する方法を採用すべきだと主張したが、最高裁は15人の裁判官全員一致でこの判例を変更すべきだと判断し、遺族の上告を棄却した。

教育と親子関係の専門家や子ども向けのサービスを展開する有識者や団体が集まり、子どもたちの生活と勉強のバランスをサポートする「スタディ・ライフ バランス推進プロジェクト」が発足した。詳細は3月2日より公開されているWebサイトで閲覧でき、今後もイベント情報やインタビュー記事などが更新される。
「スタディ・ライフ バランス推進プロジェクト」は、リクルートマーケティングパートナーズや東京成徳大学大学院教授の田村節子氏、桜美林大学教授の山口創氏が中心となり、子どもの生活における勉強のバランスを啓発する目的で発足された活動。
同プロジェクトでは、仕事と家庭やプライベートのバランス両方の充実を図る「ワーク・ライフ・バランス」を子どもの生活になぞらえ、勉強と生活のバランスを「スタディ・ライフ バランス」と名づけた。プロジェクトでは、このバランスを見直すことで「子どもも親もいきいきと学び、生きられる社会づくり」の大切さを啓発していく。
学校心理士・臨床心理士である田村氏は、パソコンやモバイル端末を利用した学習サービスに触れ、子どもの学習状況が可視化されることで子どもへの管理を強めてしまうことの危険性を指摘。また、身体心理学の観点から、山口氏は親子間の愛着が子どもの勉強に積極的な効果をもたらす可能性があるとし、現代の子どもたちを取り巻く環境でスタディ・ライフ バランスを整える重要性を説いた。
スタディ・ライフ バランスが崩れる理由は4つあり、それぞれ「小4の壁」「適切な声かけ・見守りができない」「教育費の負担」「大人のワーク・ライフ・バランスの崩れ」など。塾や通信教育によって親子がコミュニケーションに割く時間が減少したり、何気ない保護者の一言が子どもに重圧を与えてしまうなど、生活における勉強のバランスが崩れる要因は数多く存在するという。
今回のプロジェクト発足に際し、田村氏は子どもに関わらず現代は「SNSの台頭で常に他者に気をつかい、親子ともに自分らしさを保つことがとても難しい」とコメント。その中でも、同プロジェクトの意義について「子どもが勉強とのつき合い方、家族とのつき合い方、自分とのつき合い方について考えるよい機会になることを期待している」と期待を寄せた。
スタディ・ライフ バランスに関する情報はWebページで閲覧が可能。スタディ・ライフ バランスについてや、バランスが崩れる理由、専門家からの話で考えるきっかけを与える内容などが掲載されている。生活と勉強のバランスについて、実際に家庭に対してインタビューを行う実践記事は今後掲載される予定。
また、3月末には、「デジタル化が進む時代に保護者はどのようなバランスや感覚が求められるか」を学ぶセミナーの開催が予定されている。当日のセミナー形式や講師、日時などはWebページにて詳細が更新される。

江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎(1760〜1849)が描き、100年以上所在不明になっていた肉筆画「隅田川両岸景色図巻」が発見され、東京都墨田区が4日、報道陣に公開した。北斎が隅田川周辺の景色を細密に描いた唯一の作品で、壮年期の風景画・風俗図の傑作とされ、広く注目を集めそうだ。
同区が寄付金により約1億4900万円で購入する予定で、2016年度に開館する「すみだ北斎美術館」の収蔵品として一般公開する。
図巻は縦28.5センチ、横633.5センチ。両国橋や吾妻橋を中心とした隅田川両岸の風景に始まる。後半では遊郭・吉原の室内が描写され、北斎の自画像の可能性が高い男性の姿も。巻末には北斎が用いた「画狂人」の印が見られる。
1805(文化2)年、戯作者の烏亭焉馬の依頼で描かれ、92(明治25)年には山形・酒田の豪商本間家出身の政治家、本間耕曹の所蔵だったことが確認されているが、後に海外へ流出。1902(明治35)年にフランスの国立競売場で売却されて以来、2008年にロンドンで行われたオークションに出品されるまで所在が分からなくなっていた。