社会そのほか速
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北朝鮮に拉致された横田めぐみさん=拉致当時(13)=の早期救出を願うチャリティーコンサートが22日午後、東京都内のホールで開かれた。約500人が参加し、めぐみさんの中学時代の同級生でバイオリニストの吉田直矢さんが「望郷のバラード」など計16曲を演奏した。
コンサートではバイオリンの音色に合わせ、拉致事件前のめぐみさん一家の写真や、救出活動を続ける両親の映像が舞台のスクリーンで上映された。
母早紀江さん(79)は演奏に先立ち、「家族はできることを一生懸命に頑張ってきたが、(救出は)一年一年先送りにされている」と舞台から訴え、支援を呼び掛けた。父滋さん(82)は演奏会終了後、「安倍首相が平壌へ直接乗り込み、『早く(拉致被害者を)返せ』と訴えることが効果があると思う」と語り、早期解決を求めた。
3月上旬、北朝鮮は外国人に対して実施していたエボラ出血熱対策の入国制限を解除した。事実上、昨年10月から鎖国状態となっていたが、ここへきてようやく受け入れを再開した。だが、春節はすでに終わり、貴重な外貨収入が期待できる「爆買い」中国人ツアー客の恩恵は受けることができなかった。それでも北にとって、中国人観光客が金ヅルになっているのは紛れもない事実。北の土産物屋で並ぶグッズを探ると、「これでもか」というほど、スゴいシロモノが売られていた。
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中国人向けの北朝鮮ツアーは、日帰りから数日間の本格的な周遊まで、多様なメニューが用意されている。ツアー代金は日帰りだと250元(約5,000円)から。宿泊が伴う場合は1,000~5,000元(約2~10万円)以内で行けるため、気軽な海外旅行先として人気を集めている。
一方で、北朝鮮にはモノがない。最新鋭の炊飯器やカメラといった、「爆買い」中国人が好むアイテムは皆無だ。
そんな中でも生きるためには金儲けをしなきゃならんワケで、南部の大都市、開城(ケソン)特産の高麗人参や関連のお茶、健康食品、医薬品は土産物としてわりと人気があるという。
筆者が入手した中国人観光客が撮影した北朝鮮国内の写真には、「高麗人参」とばっちり漢字表記がなされていた。
中国人は、健康にバチッと効きそうな薬を好む。とある北の製薬メーカーは「糖尿病、腎臓病、高血圧、脳卒中、インポテンツ……」など、すさまじい効能書きのある薬品を開発し、土産物屋に陳列していた。
それが「金糖-2」注射薬だ。液体の入ったガラス製のアンプルを注射するという面倒くさい使用方法だが、ポスターには「無病長寿に効果あり」「鳥インフルエンザにも効きます」といい、事実であれば、鳥インフルがパンデミックした時に世界を救う特効薬になるかもしれない。
万能薬はこれだけではない。「パソコン疲れの目に効く鉱石」「血を浄化する指輪」など、1980年代のロールプレイングゲームを思い出させるアイテムもある。わが国のコエンザイムQ10もびっくりだ。
元手のいらない木工製品も多い。入手した写真で驚かされたのは、昭和の家庭で一家にひとつはあった「木彫りの熊」の存在だ。シャケをくわえた木彫り熊。田中義剛の花畑牧場の台頭で、北海道土産としては最近ではすっかり見かけなくなったが、今は中国人向けの『北の国から』土産として、主力になっているようだ。
(文=金正太郎)
少子高齢化の波は確実にヤクザ業界にも押し寄せている。それは彼らにとっては「危機的状況」といってもいいくらいだ。
山口組直参組織に所属する若手幹部のU氏はいう。
「全国の下部組織に在籍する若手有望株の組員が神戸の本家に集められ、参勤交代のように、平均2年間、住み込みで警備や親分の世話にあたるのが山口組の慣例としてある。かつてはその役にあたる若い衆は10代後半から20代前半の人間が中心だった。ところが、最近はしっかりとした若い奴がなかなか見つからない。いまでは、20代後半から30代半ばくらいまでの組員が本家に派遣されることも普通になってきている。深刻な人材難だよ」
初の6万人割れ
実際、暴力団員の数は年々減り続けている。警察庁の統計によれば、70年代までは20万人近くいたのが、2013年末時点で全国の暴力団構成員と準構成員は計5万8600人で、暴対法が施行された1992年以降、初の6万人割れとなった。現在ではさらに減少しているものと見られる。
この背景には少子高齢化や暴対法・暴排条例などの影響もあるだろうが、不良少年たちの「受け皿」の多様化もあると、警視庁組織犯罪対策課の刑事はいう。
「かつては、暴走族など非行少年・不良少年の行き着く先は暴力団が担っていたが、90年代に入った頃から、ヤクザ特有の厳しい上下関係や掟、しがらみを嫌う若者が増えたのが、まず大きい。そうしたヤクザにならない不良青年、不良中年たちは“半グレ”と化し、ヤミ金や詐欺などの犯罪に手を染めるようになっていった。今やヤクザになるよりも、半グレでいたほうが明らかにシノギもしやすいし、儲かる。こうしたオレオレ詐欺などの小グループが全国いたるところにあり、不良少年たちの受け皿になっている。ヤクザが減るのも当然だろう」
しかし、ヤクザ側もただ手をこまねいて見ているわけではない。幹部たちの危機感は相当なものがあるという。次稿では、現代ヤクザのリクルーティングについて触れてみたい。
(取材・文/小林靖樹)
今週は気温変化が大きくなりそう。月~水曜日ごろまでは寒さが戻り、北海道~北陸で雪。晴れる関東~九州も風が冷たい。ただ、気温は徐々に上がって、週末は春本番の陽気に。
今週の天気(3月23~29日)
暖かさはいったん今日まで
きょうは広い範囲で日差しに恵まれて、この時期としては暖かい日曜日になりました。午後2時まで最高温は東京で18度7分、京都で22度2分、宮崎で23度8分など、ポカポカ陽気です。今夜は北海道付近に上空に寒気を伴った低気圧が近づき、低気圧から延びる前線が東北~北陸を通過します。夜は北海道から東北の日本海側と北陸は雨が降り始め、雪に変わる所もあるでしょう。大気の状態が不安定になって、雷が鳴ったり、雨や雪の降り方が強まることがありそうです。関東や東海、近畿もにわか雨の所があるでしょう。あす月曜日の予想天気図を見ると、よく冬季に現れた冬型の気圧配置ですね。日本付近には寒気が流れ込んで次第に寒くなるでしょう。
※寒気の南下の様子(23日朝)
今週の天気 地域ごとに
【北海道・東北・北陸】
月曜日と火曜日は北海道の各地と東北の日本海側、北陸は雪が降るでしょう。
東北の日本海側や北陸はふぶく所も。
最低気温は0~2度くらいで、火曜日は札幌で氷点下3度まで下がりそうです。
日中は北海道と東北で3度前後。北陸は7度くらいです。
晴れる東北の太平洋側も冷たい風が身にしみるでしょう。
水曜日になると東北の雪はやんで、北海道と北陸の雪も午前中が中心です。
木曜日以降は各地とも大体晴れるでしょう。
週末は気温が高く、土曜日は札幌で14度と、雪どけが進みそうです。
仙台と新潟は土日に18度くらいまで上がり、風が弱く、麗らかな春の陽気でしょう。
【関東甲信・東海】
期間を通して晴れる所が多いでしょう。
火曜日から木曜日の朝は、都心など関東南部や名古屋でも霜が降りるくらいの寒さです。
山梨や長野、関東北部は氷点下になる所もあるでしょう。
日中も水曜日ごろまでは関東南部や東海は15度以下。関東北部は10度を少し超えるくらいです。
冬型の気圧配置で、長野県北部は月~水曜日は雪が降り、
群馬県北部や岐阜県飛騨地方も雪の降る日(主に火曜日)がありそうです。
木曜日以降は広く晴天となるでしょう。
気温も徐々に上がって、最高気温は東京と名古屋で土曜日に20度、日曜日に21度の予想です。
甲府は日曜日に23度まで上がりそうです。
3月とはいえ日差しが強くなってきています。…
年のころは30〜50歳。9割以上が女子で、母娘の2人連れも多い。必須アイテムは国旗と花束。彼女らは自分を、「スケオタ」と呼ぶ──。
2012年世界選手権フランス大会。漫画家のグレゴリ青山さんはたまたまつけたテレビで、フリープログラム「ロミオとジュリエット」を演じる羽生結弦(はにゅうゆづる)と運命の出会いを果たした。見ているうちに、涙が止まらなくなったという。
「彼の必死さが伝わってきた。オンとオフの(表情の)ギャップもたまりませんでした」
魅力に取りつかれた青山さんは、それを少しでも多くの人に伝えたいとウェブ連載を始めた。ツイッターで「ウェブでフィギュア漫画の連載始めます」とつぶやいたら、なんと、500件以上のリツイート。他のことを告知してもせいぜい30がいいところだったのに。
フィギュアスケート人気が高止まりしている。青山さんは「私なんてまだその域じゃない」と言うが、「スケオタ(スケートオタク)」を自認する女子たちも登場。彼女らの生態は、なかなかにすさまじい。
大好きな選手の五輪出場を願って断酒する、「善行」を心がける。ジャンプの種類を見分けて自分なりに採点し、海外にも日常的に出かけていく。アイスショーに3日連続で通い詰め、同じ選手の同じプログラムを午前・午後・夜と見続ける…。
青山さんの漫画に13カ国の旗を持って各国の選手を応援するオタクとして登場した30代の「いとうさん」は、06年トリノ五輪で、イリーナ・スルツカヤ(ロシア)に魂を奪われた。
「長いスカートやパンツなど、衣装がすごく個性的で華麗だった。年季の入ったファンは、入り口は外国人選手という方が多いと思います」
欧州や全米選手権など海外の国内大会もフォローするため有料チャンネルに加入し、レコーダーやテレビも買い替えた。中継されるものはすべて録画し、臨場感を味わいたいからとリアルタイムでも視聴。7時間ぶっ続けでテレビにかじりつくこともある。いとうさんは言う。
「もう、心底楽しむには時間というか、人生が足らない!」
ソチ五輪こそ行かなかったものの、国内外を含めた13〜14年シーズンのチケット代と交通費、滞在費を含めたトータルの観戦費用は、およそ40万円。
「フィギュアのために働いているようなものです。氷上に投げ込む花束代やプレゼント代も必要ですから。老後の蓄えが全然たまらなくてヤバい」
※AERA 2015年3月30日号より抜粋