(ブルームバーグ):国内携帯通信最大手のNTTドコモ は、既存事業に加えMVNO(仮想移動体通信事業者)として割安料金で通信サービスを提供することを検討している。
財務担当の常務執行役員、佐藤啓孝氏が13日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで明らかにした。
佐藤氏は、第2ブランドとしてMVNOを開始することについて「いろいろなことはスタディーしている」と説明、決めるには市場規模や採算性などを考慮する必要があると話した。
参入時期など具体的なことは未定と述べた。
MVNOは携帯電話などの無線通信回線をドコモなど大手事業者から借り、独自ブランドでサービスを提供している事業者で、通信料金が比較的安いのが特徴。
大手3社ではKDDIが昨年12月、MVNOを開始している。
佐藤氏は、MVNO市場が「急激に拡大している」と述べ、早急に対策が必要だという認識を示した。また新市場を開拓するMVNOと回線を貸し出すドコモは「相互補完的な関係にあるといえる」と話した。
調査会社MM総研によると、MVNOの契約数は2014年9月時点で1928万回線となり、同年3月比で3割増加した。通信やインターネット事業者だけではなく、イオンなど他業種からも参入している。
ソース
ブルームバーグ
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NJPBDN6KLVR901.html