社会そのほか速
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元AKB48のメンバーで女優の大島優子が、鈴木おさむ作・演出の舞台『美幸‐アンコンディショナルラブ‐』に出演することが決定。悲惨な学生時代を送り、心が歪んでしまった美幸役として、俳優・鈴木浩介と共演する。
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舞台『美幸』は過去に山崎樹範・鳥居みゆきの共演で上演後、書籍化もされセンセーションを巻き起こした衝撃作。本作では、無償の愛にすべてを投げ出し、雄星を苦しめる者への復讐を繰り返す猟奇的な女性・美幸を大島が演じ、雄星ほか男性登場人物五役を鈴木が一人で演じ分ける。
自身の妻・大島美幸のイジメられた経験をもとに作った作品だと明かす鈴木おさむは、「自分にとってとても大切な作品を、二人の最高の役者さんで上演出来ることを光栄に思っています」と喜びを語る。
先日開催された日本アカデミー賞にて優秀助演女優賞を受賞し、女優として躍進を続ける大島は本作の出演に「いかに衝撃的に、そしてリアルに美幸を演じられるか、おさむさんに身を委ねて最後まで喰らいついていきたいです」と並々ならぬ意気込みを見せ、鈴木浩介との共演に「以前から、作品によって様々な表情を持つ鈴木さんの演技に憧れていました。今回ご一緒できて大変光栄です」とコメントを寄せる。
学校で執拗ないじめにあい、ひとりぼっちで悲惨な学生時代を送ってきた美幸。大人になり、会社で出会った元役者・雄星(鈴木)に、自分の過去と同じ境遇を感じ、無償の愛をささげることを誓う。やがてその愛はエスカレートし、彼を悲しませる要因となるすべての人々に、彼に代わって秘密裏に復讐を企てていく…。
舞台『美幸‐アンコンディショナルラブ‐』は2016年5月上演予定。

自然科学研究機構・基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)などの研究グループは、食虫植物のサラセニアについて、特殊な「袋状」の葉を形作る仕組みを初めて解明したと発表した。研究成果は、16日付電子版科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。
サラセニアは、地面から袋状の葉が上に伸びた形をしており、その葉の中に消化液をため、落ちた虫を栄養にする。従来、袋状の葉がどのように形成されるかは不明だった。
研究グループは走査型電子顕微鏡で、葉が形成される初期の段階から成長の過程を観察。その結果、元々は平らな葉が、葉の中央と付け根といった特定部分の細胞分裂の方向を変え、袋の形に変化していたことが判明したという。
理化学研究所の倉谷滋・主任研究員(進化発生学)は「どの植物の葉にもある遺伝子が、働き方を少し変え、細胞レベルの変化を引き起こすことで、全く違った形になることがわかった。普通の葉がどう変化し、食虫植物の葉に進化したかという謎を説明してくれた」と話した。

今月20日で廃業するチョーク業界2位の「羽衣(はごろも)文具」(春日井市)は、独自に考案したチョークの自動製造機を取引先の韓国の代理店に譲渡する。韓国では安価な欧州製が売り上げを伸ばしているが、高品質の日本製は高くても売れるためという。(西村公秀)
「滑らか」と好評米から大量注文 羽衣文具は1932年に名古屋市中区に「日本チョーク製造所」として創業し、47年に現社名にした。白い粉が手に付かない「被膜付き」のチョークが人気で、学校向けに売り上げを伸ばした。
現在の渡部(わたなべ)隆康社長(71)は、創業の祖父から数えて3代目。渡部社長によると、最盛期の80年代から90年代には年間製造量が9000万本、市場占有率(シェア)も約40%あったという。だが、教育の電子化で平成に入って学校で黒板を使わない授業が増えると、年間生産量は4000万本までに落ちた。この影響で、2012、13年度の税引き後利益は連続赤字で、14年度も赤字の見込みとなっている。こうした中、渡部社長は自らの病気と後継者がいないことから、自主廃業を決めた。
今回、韓国の代理店に譲渡するのは、原料に炭酸カルシウムを使う「白墨自動製造機」の3ライン。渡部社長が叔父と一緒に考案したものだ。原料をプラスチック製の箱に入れると、あとは機械が自動的に円柱形の形に押し出して成形し、ピアノ線で長さ7・5センチに切断する。「1本1秒の生産速度」が自慢だ。
昨年10月にホームページで廃業を告知した後、米国の数学教授らの団体からインターネットで大量の注文が入った。渡部社長は「今月11日に60カートン(約1トン)を船便で送った。黒板に方程式を書くのに滑らかで書きやすいと愛用してくれていた」と感謝する。
全国7社が加盟する日本白墨工業組合(名古屋市)によると、一昨年には名古屋市内のメーカー1社が自主廃業しており、国内のチョーク業界は厳しい時代を迎えている。

北陸新幹線金沢開業により、県内の観光地では、14、15日の週末2日間の人出が例年を大幅に上回ったことが、県の調べなどでわかった。今週末も引き続き、首都圏から多くの観光客が来県するとみられる。
金沢駅構内の商業施設「金沢百番街」では、14日に新装オープンしたファッションエリア「リント」で、15日との両日で計約15万5000人が入館した。昨年7月に改装オープンした土産品売り場「あんと」では、両日とも4万人を超えた。普段の休日の2倍前後で、昨年8月のお盆に過去最高を記録した3万5000人を上回った。
スーパーなどが入る「くつろぎ館」を含めた金沢百番街全体の売り上げは1億100万円。1年間で最も書き入れ時の年初のバーゲン並みだった。
駅構内の観光案内所は、両日合わせて約7000人に対応。県によると、昨年同期の週末の4倍以上だった。
県金沢城・兼六園管理事務所によると、金沢城公園では14日に8700人、15日に1万2900人が来場。15日は、例年3月の土日祝日の平均(3300人)の4倍となった。兼六園は両日ともに8400~8500人が入場し、例年の平均(6000人)を大幅に上回った。
新幹線開業記念でライトアップを実施している夜間帯には、兼六園、金沢城公園に、それぞれ両日計4500人前後が訪れた。
金沢市武蔵地区の近江町市場は、両日合わせて計6万7000人が訪れた。通行量を調査した昨年10月に比べ、1・5倍だった。ただ、近江町市場商店街振興組合は「通り過ぎていく人が多く、足を止めて買ってもらう工夫が必要」と課題を挙げていた。
加賀市の山代温泉は、14日は全旅館がほぼ満室で、15日も平年を約2割上回る盛況ぶりだった。同温泉観光協会によると、2月から首都圏だけでなく関西からの予約が増え始め、今月はほぼ全日で平年を上回る予約状況という。同協会事務局は「関西からも増えたのはうれしい。北陸の特集番組やCMが増えた効果では」と話した。
輪島市の朝市も活況を呈し、同市朝市組合によると、15日の入り込み客は普段の休日の1・5倍となる約3000人。家族連れなどで屋台に人だかりができ、海産物が人気を集めていた。小林政則組合長は「さっそく新幹線効果が出ている。次の週末もいっぱいになるのでは」と声を弾ませた。

◆朝方、車両数減乗り遅れも
北陸新幹線開業後、初の平日を迎えた16日、JR北陸線の経営を引き継いだ「あいの風とやま鉄道」では、通勤ラッシュの時間帯、列車に客が乗れないほど混雑した。その一方、富山空港では、全日空の富山―羽田便の搭乗率が大きく落ち込み、新幹線開業による影響が表れ始めた。
■鉄道
あいの風鉄道によると、この日午前7時45分高岡発、午前8時5分富山着の列車(2両編成)の混雑が激しく、小杉駅で10人程度、呉羽駅で5人程度がホームで乗車できずに取り残され、13分後の後続列車(4両編成)に乗車した。
JR北陸線の時は、ほぼ同時刻に運行していた列車は4両編成だったが、あいの風鉄道では2両編成で運行したことも、オーバーフローの原因だったようだ。 午後6時20分頃にも、富山駅で乗客が4両編成の停車位置で並んでいたところ、2両編成の列車が到着し、慌てて移動する場面がみられた。
各駅ホームでは、あいの風鉄道の社員が誘導役を務めていたが、担当者は「利用実態が想定と違った」と話す。同社は今後、利用実績を調べ、編成の車両数を増やすことも含めて対応を検討する方針。
一方、北陸新幹線の利用客は、満席の列車が相次いだ14、15日に比べ、やや落ちついた。JR西日本金沢支社によると、15日午後1時の時点で、16日の列車は「かがやき」「はくたか」「つるぎ」のいずれも、指定席が満席となった列車はなかったという。
◆羽田便は搭乗率15ポイント減
■飛行機
空の便は、新幹線開業で早速、乗客数が大きく減り始めた。
全日空富山支店によると、16日の羽田便の搭乗率(予約数)は約55%で、新幹線開業前と比べて約15ポイント落ち込んだ。全日空は16日、利用客の減少を想定し、羽田便6往復のうち3往復を座席数が少ない小型機で運航したが、それでも搭乗率が50%台に低下し、早くも厳しい現実が浮き彫りとなった格好だ。
西尾敏・富山支店長は、「機体は小型化し、運賃も下げられるところまで下げた。県の支援などをもっと周知して、利用をお願いしていくしかない」と話した。
■駅商業施設
富山駅高架下の商業施設「とやマルシェ」では16日、お土産を買い求めるビジネス出張客の姿も多く見られた。担当者によると、午後3時過ぎ頃からビジネス鞄(かばん)を持った出張客が増え始め、買い物を終えると1階エスカレーターを上って新幹線改札口に向かう姿が多くみられたという。
2日間で約9万人の来店者数を記録した14、15の両日は、駅を見に訪れたとみられる地元客らで身動きしづらいほど混雑したが、16日はさほど混雑はみられなかった。
日帰り出張を終えて東京方面に戻る横浜市泉区、会社員田代和也さん(47)は「出発まで時間があったので立ち寄った。改札に近いので、出発時刻ギリギリまで品定めして職場と家族用にお土産を買って帰りたい」と話していた。